非常に珍しい青い目をしたセミを発見、写真の撮影に成功【アメリカ】
アメリカで、非常にレアな青い目をしたセミが発見され、写真が撮影された。
イリノイ州にある樹木園で発見
そのセミが見つかったのは5月24日、場所はイリノイ州の町、ライルにあるモートン樹木園とされている。
その日の朝、上級園芸家であるケイト・マイロングさんが樹木園の「チルドレンズ・ガーデン」に到着した時、子供たちによって青い目をしたセミが発見されたという。
その後、セミはシカゴ郊外の自然に放たれたのだが、やがて植物医療のリーダーであるステファニー・アダムスさんのズボンに着地。その時、訪れていた子供たちが写真を撮影したそうだ。
A rare, blue-eyed female Magicicada cassini cicada was spotted during the 2024 emergence at a the The Morton Arboretum in suburban Chicago.
https://t.co/NajqLir3NQ pic.twitter.com/cvY5W2r6Bz— ABC News (@ABC) May 26, 2024
通常は赤い目をしているセミ
このセミは、「Magicicada cassini cicada」という周期セミの一種で、通常は赤い目をしているという。
そしてスミソニアン研究所・昆虫学科のフロイド・W・ショックリー氏は、青い目のセミは稀であると述べている。
ただしこの種のセミの個体数において、青い目の突然変異が、どの程度の割合で起きるのかは分からないため、どれほど稀なのかを正確に言い当てることはできないそうだ。
「Magicicada cassini cicada」は13年、または17年周期で発生し、それ以外の期間は一切姿を見せないという。
そして今年はその周期に当たっており、すでにこの樹木園には、17年周期のセミが姿を現しているそうだ。(了)
出典元:ABC News:Rare blue-eyed cicada spotted during 2024 emergence at suburban Chicago arboretum(5/26)