ハリス氏のポスターを店に飾った黒人女性、男から顔に唾を吐きかけられる
ニューヨーク市にあるブティックのオーナーが、トランプ支持者の男から唾を吐きかけられた。
トランプ氏のTシャツを着た男
そのブティックのオーナーとは、黒人女性のターニャ・ヤング・ウィリアムズさんだ。
彼女はニューヨーク市のアッパーウェストサイドにある自分の店「Tanya’s Luxury Fashion Boutique」の前に、民主党の大統領候補、カマラ・ハリス氏の大きなポスターを貼り、ハリス氏のTシャツも飾っていたという。
そして8月30日、ウィリアムズさんが店の外に立っていたところ、トランプ氏のTシャツを着た男が現われ、彼女を怒鳴りつけ、顔に唾を吐き、体を押したそうだ。
Tanya Young Williams, a Black New York City shop owner, alleges a man spat on her and assaulted her after seeing a poster of Kamala Harris displayed in the window of her clothing boutique. https://t.co/WUEFhWNBJ9
— ABC News (@ABC) September 9, 2024
黒人はトランプ氏に投票すべきと訴える
身元不明の男は当時、ウィリアムズさんのそばを歩いて通り過ぎたが、ハリス氏のポスターに気づくと、引き返してきたという。
そして男は、彼女に対して「これを窓に飾っておくべきだ」と言って、自分が着ていたトランプ氏のTシャツを指したそうだ。
ウィリアムズさんは、男に「私はカマラを支持している」と断言。すると男は、彼女に対し、黒人有権者がトランプ氏に投票すべき理由を訴えた。
それから男は、ウィリアムズさんの顔に唾を吐いたため、彼女は男の肩を掴み、そばにいた目撃者に対し、警察に通報するよう要請したという。
やがて男が、ウィリアムズさんを押したため、彼女は後頭部を店のドアにぶつけてしまう。しかし男が逃げ去ろうとする前、彼女は「私たちはイスラエルとともに立つ」と書かれたバッジの付いた、男のシャツの一部を引きちぎったそうだ。
その後、現場に駆け付けた警察官に、彼女はバッジを見せた。現在、ニューヨーク市警察はこの事件を軽犯罪とみなし、捜査しているという。(了)
出典元:ABC News:Black New York City shop owner alleges she was spat on, assaulted over Kamala Harris poster(9/6)