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NASAの火星探査ローバー、奇妙な縞模様の岩石を発見

NASAの火星探査ローバー、奇妙な縞模様の岩石を発見
NASA_JPL-Caltech_ASU

NASAの火星探査ローバーが、これまで目撃されてこなかった、黒と白の縞模様をした奇妙な岩石を発見した。

 

ジェゼロ・クレーター上で遭遇

 

NASAの火星探査ローバー「パーサヴィアランス」は今月初め、ジェゼロ・クレーター上で奇妙な岩石を撮影したという。

 

その岩は白と黒の縞模様をしており、これまで火星では一度も目撃されなかった岩石で、その後、科学者らはこの岩を「Freya城」と名付けたそうだ。

 

NASAの科学者らは、「パーサヴィアランス」がすでにその場所を離れた後、9月13日に送信された画像を入手したという。

 

火成作用または変成作用の結果か?

 

この岩は、これまでに見たこともない質感を持っており、NASAも次のように述べている。

 

「その化学組成に関する我々の知識は限られているが、初期の解釈では、火成作用または変成作用によって、その縞模様が形成された可能性があります」

 

火成作用とは、マグマが冷やされ固まることとされ、変成作用とは、高熱と高圧により岩石の組成が変化することを指す。

 

この岩石の直径は、およそ20cm。下にある岩盤とは性質が異なっており、この岩石が別の場所から移動してきた可能性が示唆されている。

 

1つの例としては、この岩石がクレーターのさらに上の方から転がってきた可能性があるという。

 

「パーサヴィアランス」は現在、クレーターの急な斜面を登っており、今後もこのような岩石に遭遇し、詳細な測定値が得られることが期待されている。(了)

 

出典元:Livescience:Weird ‘zebra rock’ on Mars is unlike anything seen before on Red Planet, NASA says(9/24)

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