オハイオ州に「ネオナチ」が出現、赤い鉤十字の旗を掲げて町を行進【動画】
アメリカ・オハイオ州の町に「ネオナチ」の集団が現われ、町を堂々と行進した。
人種差別的な言葉を叫ぶ
そのグループが現われたのは11月16日、場所はオハイオ州の町、コロンバスとされている。
撮影された動画には、黒に赤い鉤十字が描かれた旗を持ち、十数人が町を行進していく様子が映っていた。
また彼らは通りにいた人々に向かって、人種差別的な言葉を吐き、ユダヤ人を非難し、白人至上主義的な内容を叫んでいたという。その様子がこちら。
WARNING: This video contains hateful speech.
Neo-Nazis marched down High St, in Columbus on Saturday afternoon. Governor DeWine, Mayor Ginther and others have responded. https://t.co/Y2WrNyGejg pic.twitter.com/bs5iYYgrXJ
— WSYX ABC 6 (@wsyx6) November 17, 2024
Columbus Ohio this morning 💔@GovMikeDeWine @MayorGinther
We need some accountability #Ohio #ColumbusOhio#Buckeyes pic.twitter.com/KwInUJzkmb— Down N Dirty Jroc (JaMakaveli) 🚀♂🛸 (@KingJROCOLUMBUS) November 16, 2024
バイデン大統領が非難
ニューヨーク・タイムズによれば、この「ネオナチ」はミズーリ州を拠点にしている団体「ヘイト・クラブ」のメンバーだという。
その後、アメリカのジョー・バイデン大統領は、「ネオナチ」の行進を非難。声明を発表し、次のように述べた。
「ナチズム、反ユダヤ主義、人種差別という毒を憎む。これらは全ての国民の尊厳と、信仰の自由など、アメリカが支持する全てに敵対するものである。私たちに向けられた憎しみは、私たち1人1人にとって脅威になる」
また共和党のマイク・デワイン州知事も「私たちはオハイオ州でのヘイトを容認しない。この州には憎しみや偏見、反ユダヤ主義、暴力が存在する余地はなく、それがどこで見られても非難しなければならない」と批判した。
しかし現時点で、行進した「ネオナチ」のメンバーは拘束されていない。
実はこの出来事の1週間前にも、ミシガン州にある『アンネの日記』のコミュニティシアターの外で、男たちがナチスと白人至上主義のシンボルが描かれた旗を振る出来事が起きていた。(了)
出典元:The Guardian:Biden condemns Ohio march featuring reported Nazi flags and racist slurs(11/18)