オーストラリアの客船で、作業員らがKKKを思わせる衣装を着て歩く【動画】
オーストラリアの客船の中で昨年、清掃員が白い服を着て歩く、異様な姿が撮影された。
8人の清掃員が白い服装
その客船とは、オーストラリアの会社「P&Oクルーズ」が運航している、「パシフィック・エクスプローラー号」だ。
昨年の12月、この船がメルボルンからタスマニア島の町、ホバートへ向けて航行していた際、クルーズ船の8人の清掃員が、白い衣装を着て現れたという。
その衣装は、目に穴が開けられており、悪名高い白人至上主義グループ「KKK(クー・クラックス・クラン)」を思わせたそうだ。
Cruise passengers horrified as workers parade around while dressed as ‘KKK members’ — and their explanation is mystifying https://t.co/wycXKDgJEr pic.twitter.com/8uQWeTjw18
— New York Post (@nypost) January 22, 2025
「かき氷」の衣装だと説明
ある乗客は、清掃員たちの衣装に憤慨し、動画をSNSに投稿。「2024年に、これが適切なのか?」と疑問を呈した。
またその場にいた乗客たちも怪訝な表情を浮かべており、乗客の1人であるテリーさんも「とても異様だった」と述べ、後にクルーズ会社に問い合わせをしたという。
クルーズ会社は「パシフィック・エクスプローラー号のクリスマスをテーマにしたイベントで、作業員は逆さまのかき氷(snow cones)の格好をしていた」と説明したという。
しかし現在も、なぜ清掃員らが「かき氷」の格好をしていたのか、理由は明らかになっていない。
ただ「P&Oクルーズ」の広報担当者は、清掃員らが「KKK」のことは意識しておらず、深刻に考えていなかったとし、「乗客の気分を害したのなら、後悔しております」と謝罪した。
「KKK」は1865年にアメリカのテネシー州で設立されたが、オーストラリアではそれほど広く知られていない。(了)
出典元:NYPost:Cruise passengers horrified as workers parade around while dressed as ‘KKK members’ — and their explanation is mystifying(1/22)