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米議会襲撃事件で恩赦を受けた男性、釈放後に警察に射殺される

米議会襲撃事件で恩赦を受けた男性、釈放後に警察に射殺される
X_Dave Ryder

アメリカ・インディアナ州において、米議会襲撃事件で恩赦を受けた男性が、警察に射殺された。

 

交通の取り締まりで警官と口論

 

その事件が起きたのは1月26日、当時インディアナ州の警察官は、交通の取り締まりを行っていたという。

 

しかしマシュー・ハットル氏(42歳)が逮捕に抵抗し、警官と口論になり、やがて保安官代理に射殺された。

 

その後、インディアナ州ジャスパー郡の郡保安官は、州警察に銃撃事件の捜査を要請。発砲した保安官代理は、警察の銃撃に関する部署の方針に従って休職処分となったそうだ。

 

議会襲撃事件に参加した罪で有罪

 

マシュー・ハットル氏は2021年1月6日、叔父のデール氏とともにワシントンを訪れ、2人とも議会議事堂襲撃事件に参加し、その後起訴されたという。

 

マシュー・ハットル氏は議会内に約10分間入り、その後6カ月の禁固刑となる司法取引に同意。叔父のデール・ハットル氏は長い旗竿で警官を突いたため、警官を暴行した罪で有罪を認め、懲役30ヶ月の判決を受けたという。

 

しかしトランプ大統領が先週、議会襲撃事件の受刑者、1500人に恩赦を与えたことで、マシュー・ハットル氏は釈放されていたそうだ。

 

実は、恩赦を受けた人物が問題を起こしたのは、今回が初めてではない。フロリダ州のダニエル・ボール容疑者も先週恩赦を受けたが、その後、連邦銃器法違反で再逮捕されている。

 

当時、議会議事堂にいた警察官や専門家は、今回の恩赦がさらなる暴力行為につながる可能性があると警告していた。(了)

 

出典元:The Guardian:January 6 rioter pardoned by Trump is killed by police in traffic stop(1/27)

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