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ケニアで14歳の少女がライオンに連れさられ、殺される

ケニアで14歳の少女がライオンに連れさられ、殺される
flickr_Derek Keats

アフリカ東部のケニアで、少女がライオンに襲われ死亡するという、痛ましい事件が起きた。

 

付近の川で少女の遺体を発見

 

ケニア野生生物局(KWS)によると、14歳の少女がナイロビ国立公園に隣接する牧場の住宅地から、ライオンによって連れ去られたという。

 

このことを10代の少年が通報し、KWSのレンジャーが足跡をたどって近くのムバガティ川まで行き、そこで少女の遺体を発見したそうだ。

 

ライオンはまだ見つかっていないが、KWSは罠を仕掛け、捜索隊を派遣。またKWSは、さらなる襲撃を防ぐため、追加の警備措置を講じたと述べている。

 

国立公園の南側にフェンスはなし

 

ナイロビ国立公園は市内中心部から、わずか10kmしか離れておらず、そこにはライオン、バッファロー、キリン、ヒョウ、チーターなどの動物が生息しているという

 

動物が市内に侵入するのを防ぐため、国立公園の三方がフェンスで囲まれているが、南側は開け放たれており、動物が自由に出入りできるようになっているそうだ。

 

ケニアでは、特に家畜をめぐってライオンと人間が衝突することはよくあるが、人が殺されることは稀だとされている。

 

ただ4月19日には、ナイロビの北約130kmにあるニエリ郡で、54歳の男性がゾウに襲われ死亡したという。

 

野生生物保護団体「ワイルドライフ・ダイレクト」の代表、ポーラ・カフンブ氏は、「野生動物の生息地域付近にあるすべてのロッジやキャンプ場、住宅には、照明や警報装置、安全なフェンス、捕食者駆除スプレーなど、捕食者を撃退するシステムを備えるべきだ」と訴えている。(了)

 

出典元:BBC:Girl, 14, killed by lion in Kenya(4/20)

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