カナリア諸島沖で、稀少な「エイリアン・シャーク」を目撃【動画】

スペインのカナリア諸島沖で、非常に珍しい深海のサメが目撃され、その様子が撮影された。
海面に浮かび、泳いでいた
そのサメとは、「ミツクリザメ(学名:Mitsukurina owstoni)」だ。この魚は通常、深海に生息し、水深3000フィート(約914メートル)まで潜ると言われている。
そのサメが先日、カナリア諸島のグラン・カナリア島沖で、海面に浮かび、泳いでいるのが目撃された。
「ミツクリザメ」を見つけたのは、漁師のマルコス・エルナンデスさんと、ラモン・サンタナさんで、彼らは船の近くを泳ぐ姿を撮影した。
口を伸ばして、獲物を捕る
「ミツクリザメ」は「生きた化石」と呼ばれることもあり、『エイリアン』のように、大きく口を伸ばして、獲物を捕ると言われている。
Oh nothing, just a goblin shark sticking its mouth OUT OF ITS MOUTH pic.twitter.com/GT5TrQmCI5
— Sophia Gad-Nasr (@Astropartigirl) May 11, 2019
地元紙によると、この海域でこの種の目撃が確認されたのはこれが初めてだという。
地元出身のマルコスさんとラモンさんも、初めてこのサメを見た時は、「何なのか全く分からなかった」そうだ。
マルコスさんは「最初は鼻先がメカジキだったので、メカジキだと思ったのですが、違うと分かりました。革のような肌をしていて、ネットで調べてみたら、正体が分かりました」と述べている。
2人は「ミツクリザメ」を捕まえ、写真を撮った後、再び海に戻したという。(了)
出典元:MailOnline:‘Alien’ shark spotted by the coast of popular tourist hotspot in Gran Canaria(5/5)