1億円かけて息子の看板を出しまくった足立区の父、海外ニュースに取り上げられる

自慢の息子の写真を大看板にし、1億円かけて街のあちこちに掲示した父親が、海外でニュースになっている。
ランドマークの子
香港のメディア「South China Morning Post」によると、子供の名前はゆう君。足立区では「ランドマーク(道案内の目印)の子」として知られているそう。
なぜなら、ゆう君の顔が、ビルの上や歩道橋やバスのボディなど、街のいたる所にあるからだ。コンビニのガラスにもゆう君の笑い顔がある、と報じられている。

このゆう君は、子役タレントでもなく、モデルでも天才少年でもない。不動産会社の社長の息子だ。
社長である父親は、「幼い息子があまりに可愛らしかったので、東京中の人に知ってもらいたかった」という内容の発言をしている。そして彼は、息子の幼い頃の写真をメインにした会社の広告を作った。10パターン以上の広告があるらしい。海外メディアによれば、費用は1億円近くだそう。
このことは、過去に日本のいくつかのバラエティ番組で取り上げられたが、主流メディアには注目されていない。


本人は「恥ずかしい」
現在16才になるゆう君は、こんな形で地元の有名人になったことを喜んではいないようだ。「嫌です、本当に。僕がそんなに可愛いなら、その1億円を僕の口座に振り込んでくれればいいのに。赤ん坊の頃の写真を見ても、それが僕だとは誰も気づかないかもしれませんが、今の歳になってみると、ただ恥ずかしいだけです」といった内容の発言が海外メディアに取り上げられている。


ゆう君の看板が設置され始めたのは2020年頃からのようだ。「X」を探すとその頃の写真が見つかる。ただ最近は看板の数が減っているらしく、「最近見かけなくなった」「あったはずの看板がなくなっている」という声もある。(了)
出典元:NDTV:Japanese Man Spends Rs 5.8 Crore On Ads To Flaunt Son’s Cuteness, Teen Calls It “Embarrassing”(6/11)
出典元:South China Morning Post:‘Landmark kid’: Japan dad spends US$700,000 to advertise son’s photos to share cuteness(6/9)