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中国「BYD」の電気自動車、時速472kmをマークし最速記録を更新【動画】

中国「BYD」の電気自動車、時速472kmをマークし最速記録を更新【動画】
X_BYD Global

中国の電気自動車メーカー「BYD」は、新たな車を開発し、電気自動車における最高速度の記録を塗り替えた。

 

ドイツ北部のテストコースで走行

 

その車とは、「BYD」の「YANGWANG U9 Track Edition」だ。これは完全な電気自動車とされ、2960馬力(パワーウェイトレシオ1341.5馬力/トン)もあるという。

 

そして8月8日にはドイツ北部にある「ATPパペンブルク・テストコース」で走行し、時速472.41kmを記録。

 

今年7月に「Rimac Nevera R」が記録した、EVの最高速度431.62km/hを破り、記録を更新した。その走る様子がこちら。

 

バッテリーとモーターの温度制御システムを導入

 

「YANGWANG U9 Track Edition」は「YANGWANG U9」の弟分で、共通の空力設計、共通の外観を保っているという。

 

また4つの独立した電動モーターと四輪トルク制御の同じ動力システムを備え、加速や減速、コーナリング時に車体を可能な限り水平に保つボディ制御システムも搭載しているそうだ。

 

「BYD」の担当者はウェブサイトで、リン酸鉄リチウムを使用した電池「ブレード・バッテリー」は従来通りで、扁平な長方形の形状により、効率的な冷却とエネルギー密度の向上を実現していると述べている。

 

またこのバッテリーは、わずか30分で30%から80%まで充電可能になっているそうだ。

 

2024年8月に「U9」が記録した時速275kmの最高速度記録を破るため、「BYD」のエンジニアは、過酷な条件にも対応できるよう、バッテリーとモーターの温度制御システムを組み込んだという。

 

さらに「世界初の量産型1200V超高電圧車両プラットフォーム」も追加したそうだ。

 

今回の新記録により、EVスーパーカーがガソリン車に迫る勢いを見せた。

 

現在、公道走行可能な最速のガソリン車は、スウェーデンの自動車メーカーが開発した「Koenigsegg Jesko Absolut」で、最高速度は時速500kmに達すると推定されているが、まだ実際には証明されていない。(了)

 

出典元:Livescience:Meet the Chinese supercar that just smashed the EV speed record(9/7)

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