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NATO加盟国、トランプ大統領のホルムズ海峡封鎖への参加を拒否

NATO加盟国、トランプ大統領のホルムズ海峡封鎖への参加を拒否
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アメリカのトランプ大統領は4月13日、ホルムズ海峡の封鎖が開始されたと明らかにした。

 

ホルムズ海峡封鎖を開始

 

トランプ氏は、13日からホルムズ海峡沿いにある、イランの全ての港が封鎖されるとし、アメリカ軍に接近する船舶は「排除される」と断言した。

 

アメリカ中央軍も、現地時間で13日の午後5時30分から、イラン湾岸のすべての港湾と沿岸地域に対する封鎖を開始すると発表した。

 

しかしアメリカ軍がどの場所で、どのように封鎖を行っているのかは、明らかになっていない。

 

また、この海上封鎖では、イラン以外の目的地へ向かう船の海峡通過は許されているとしているが、船舶が軍事的な攻撃に遭遇する可能性が高いとも指摘されている。

 

イランのアラグチ外相は、湾岸地域やホルムズ海峡でのアメリカの挑発的な行動が、地域及び世界の平和と安全保障に対して危険な結果をもたらすと警告した。

 

英首相も海峡封鎖を「支持しない」

 

イギリスのスターマー首相は、トランプ政権によるホルムズ海峡の封鎖を「支持しない」と発言。BBCのインタビューで「私の決定は非常に明確だ。どれほどの圧力があろうとも、そしてかなりの圧力がかかっているが、我々は戦争に巻き込まれるつもりはない」と述べたという。

 

またNATO加盟国も4月13日、トランプ大統領によるホルムズ海峡封鎖計画には参加しないと表明。戦争終結後にのみ、介入する方針を示した。

 

ドイツやスペイン、イタリア、ポーランド、ギリシャも、封鎖を支援するために海軍を派遣することを否定している。

 

一方、フランスのマクロン大統領は13日、ホルムズ海峡の航行を回復させる多国籍ミッションを行うため、イギリスなど各国と協議を行うと発言。「このミッションは交戦国とは明確に区別された、あくまでも防衛的なものであり、状況が許せば速やかに展開される」と語った。

 

米政府がイランとの協議を継続

 

停戦交渉が決裂し、トランプ大統領はイランへの限定的な攻撃を検討しているなどと述べ、相変わらず脅迫を続けているが、その裏では交渉の継続を望んでいるようだ。

 

アメリカの複数のメディアが報じたところによると、トランプ政権の関係者は「アメリカとイランの間では協議が継続しており、合意に向けた動きが進んでいる」と述べたという。

 

また前回の交渉で、イラン側が5年間、ウラン濃縮の停止を提示したが、アメリカ側はウラン濃縮を20年間停止するよう求め、イラン側の提案を拒否したとも報じられている。

 

トランプ大統領は、イラン側から接触してきており、ホルムズ海峡封鎖をめぐって「非常に強く合意を望んでいる」と主張しているが、恐らく逆で、合意を強く望んでいるのは、トランプ氏の方だと考えられる。

 

トランプ氏のホルムズ海峡封鎖発言により、原油価格は一時1バレル100ドルを超えたが、「合意を望んでいる」発言後には、下落に転じたという。(了)

 

出典元:The Guardian:Middle East crisis live: Donald Trump claims Iran ‘wants to work a deal’ and confirms blockade of strait of Hormuz(4/13)

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