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ヘグセス国防長官が、礼拝で『パルプ・フィクション』の偽の祈りを唱える

ヘグセス国防長官が、礼拝で『パルプ・フィクション』の偽の祈りを唱える
X_Anton Gerashchenko

アメリカの国防長官が礼拝で、映画のセリフで使われた、偽の祈りを唱えたとして、議論を呼んでいる。

 

最後の部分だけ聖書を引用

 

ピート・ヘグセス国防長官は4月15日、国防総省で行われた礼拝の場において、イラン上空で撃墜された空軍の乗組員2名の救出作戦に言及。その上で、礼拝で次のような祈りを捧げた。

 

「撃墜されたパイロットの行く手は、利己的な者の不正と悪人の暴政によって四方八方から阻まれている。友愛と義務の名において、迷える者を暗闇の谷から導く者は幸いである。彼は真に兄弟の守り手であり、迷える子を見つける者である。そして、私の兄弟を捕らえ、滅ぼそうとする者には、私は激しい復讐と怒りをもって必ず報復する。私があなたに復讐を下す時、あなたは私のコールサインがサンディ・ワンであることを知るだろう。アーメン」

 

これは聖書の一部のようにも思えるが、この中で聖書に記されているのは最後の部分のみ。つまり聖書のエゼキエル書25章17節には、「わたしは激しい叱責をもって彼らに大いなる復讐を下す。わたしが彼らに復讐を下す時、彼らはわたしが主であることを知るであろう」と書かれている。

 

しかもヘグセス長官は、聖書にある「わたしが主である」という言葉の代わりに、「私のコールサインはサンディ・ワンだ」と述べた。

 

残りの大部分は映画のセリフ

 

では、残りの大部分は、どこから引用したのか?実は、ヘグセス氏の祈りの残りの部分は、映画『パルプ・フィクション』でサミュエル・L・ジャクソンが演じた、ジュールズ・ウィンフィールドが、ある人物を殺害する前に引用した、偽のエゼキエル書25章17節と酷似している。

 

映画の中でウィンフィールドは、勝手に祈りの言葉を作り、次のように相手に語っていた。

 

「この状況にふさわしいと思われる聖句を暗記している。エゼキエル書25章17節だ。正義の人の道は、利己的な者の不正と悪人の暴政によって四方八方から阻まれている。慈愛と善意の名において、弱き者を暗闇の谷から導く者は幸いである。なぜなら、彼は真に兄弟の守り手であり、迷える子を見つける者だからだ。そして、私の兄弟を毒し、滅ぼそうとする者には、私は激しい復讐と怒りをもって罰を与えるだろう。私が汝らに復讐を下す時、汝らは私の名が主であることを知るだろう」

 

ヘグセス長官の祈りはSNSのユーザーの注目を集め、映画『パルプ・フィクション』のセリフとの類似点について、さまざまな意見が寄せられた。

 

あるユーザーは「祈りが風刺なのか」と疑問を呈したが、同時に「恥ずかしすぎる」と評するユーザーもいたという。

 

また別のユーザーは「X」に、「無知と芝居がかった振る舞いが混ざり合った、衝撃的なものだ」と投稿。「ペンタゴンには真剣さが求められるのであって、ハリウッドのコスプレなど必要ない」といったコメントも寄せられた。(了)

 

出典元:USA TODAY:Hegseth’s Pentagon prayer sounds like ‘Pulp Fiction’ line; here’s why(4/16)

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