腕時計からイヤリングまで!アクセサリーで小さな“世界”を作るアーティストの作品がすごい
腕時計などのアクセサリーの中に、小さな“世界”を創り上げてしまうアーティストの作品がすごいと話題になっている。
現実では起こりえないものが調和する
小さな“世界”をアクセサリーの中で表現するのは、ギリシャ人のアーティスト・Gregory Grozosさん。
Grozosさんは「Micro」という名のオンライン・ショップに加え、実店舗でも自らが手掛けるミニチュアサイズの装飾品を販売している。
自らの作風について、“スチームパンクやファンタジー、そして奇妙である”と形容するGrozosさんの作品は、多くの小さなものが現実では起こりえない調和を見せる姿だ。
これについてGrozosさんは“芸術は人々にとてつもなく大きな影響をもたらす力を持つ、人間の文化であると思う”と前置きしつつ、“それ故にポジティブで明るく健全なものを作品の中で表現すると共に、他の人にとって有益であり感動的、さらには助けとなる可能性を持つものを創り出すことに挑戦する”としている。
そのようなGrozosさんの作品は、購入客からも高い評価を得ているようだ。
オンラインショップで販売されているGrozosさんの作品は、安価なものであれば39ドル(約4300円)ほど、高価なものは1000ドル(約11万1600円)ほどと値段設定に開きがあるが、いずれも購入した顧客からのレビューは最高評価の“星5つ”になっているという。
Grozosさんの作品の一部をご紹介!
それではここからは、そんなGrozosさんの作品を少しだけご紹介させていただこう。
まず最初にご紹介するのは、こちら。
こちらはガラス製のドームの中に小さな山間の景色が閉じ込められたものだ。山脈の手前には小さな木々と家々が立ち並び、その前を流れる川にはなんと船までデザインされている。
お次にご紹介させていただくのは、こちらの作品だ。
おそらく腕時計の枠を用いて作られたと思われるアクセサリーの中には、童話「ジャックと豆の木」をモチーフにしたとみられる世界観が広がる。上空に位置する家とそこから下界へと延びる豆の木はもちろんのこと、木の生える庭と下界の景色までもが詳細に再現されているから驚きだ。
続いてご紹介させていただくのはこちら。
時計の枠を用いて作られたアクセサリーで表現されているのは、西洋風の本棚だ。棚の中に並べられた本はもちろんのこと、その横には地球儀や望遠鏡、さらには古めかしい絵画までが置かれ、ミニチュアながらに古風なアンティークの雰囲気たっぷりだ。
お次にご紹介させていただくのはこちらの作品。
ユニコーンに乗った女性が天国へと向かう姿を表現したというこちらの作品。直径1インチ(約2.5センチメートル)であるというこちらの作品は、異なる角度から見ると、小さいながらに空が昼と夜に分けられていたりと、細部にまでこだわりがあることが見て取れる。
続いてご紹介させていただくのはこちらの作品だ。
こちらはおそらく、目覚まし時計を用いて制作されたと思われる作品。その中には今にも動き出しそうな歯車やその横で働く人々が、非常にリアルに再現されている。
そして最後にご紹介させていただくのはこちらの作品だ。
こちらも目覚まし時計を用いて作られたと思われる作品。その中には森で木の実を集める子供たちと女性の姿、そして地下で収穫した実からジュースのようなものを作る人々の姿が。
一見白雪姫のワンシーンかのようにも見えながらも、この作品の中にしかない独特の世界観を持つところが魅力的だ。
いかがだっただろうか。
Grozosさんの作品の数々は、こちらのオンラインショップから購入することが可能だ。
装飾品の中に小さな世界を閉じ込めるという、Grozosさんならではの作品の数々。気になる方は購入を検討されてみてはどうだろうか。(了)
出典:Boredpanda:This Artist Turns Old Pocket Watches Into Miniature Worlds, And The Result Is Fascinating