南アフリカの道路が泡だらけ…激しい風に煽られ街が大変なことに
南アフリカ共和国で強風が吹き荒れ、道路が海からの泡で覆われる事態となった。
海のしぶきで作られた泡
このような現象が起きたのは7月13日、場所は港町・ケープタウンの海沿いの街、ムーユポイント周辺とされている。
当時、南アフリカの中央部や東部では気温が低下。最低気温が7℃にもなり、強い風も吹き荒れていたという。
そして海のしぶきで作られた泡が、風に飛ばされ、道路が泡だらけになったそうだ。下はAron Hymanさんが撮影した動画。
一定の条件が揃わないと見られない
当時、風は時速100kmにも到達し、地元の気象台も警告を発していたという。そしてこのような現象は、他の人も撮影していた。
下はJohan Small-Smithさんが撮影した動画。当時、彼は仕事へ車に乗って向かう途中だったが、やはり強風に煽られ、泡が遠くまで飛び続けていたそうだ。
Mouilly Point Cape Town this morning pic.twitter.com/gYhyAhggXV
— JohanSS (@smallsmith) July 13, 2020
この現象は日本では「波の花」として知られているが、気象協会によるとこの泡の正体はプランクトンだという。強い風によって波が岩にたたきつけられ、海水の温度が下がることによって、プランクトンや海藻の粘膜の粘りが強くなって泡になるそうだ。
また「波の花」はこれらの一定条件が、ある程度揃わなければ見ることができないとも言われている。(了)
出典元:Yahoo News:Sea Foam Covers Cape Town as Winds Lash South African Coast(7/14)
出典元:Yahoo News:Strong Winds Blow Sea Foam Across Cape Town Street Amid ‘Intense’ Cold Front(7/14)
参考:日本気象協会:「波の花」の正体はプランクトン!? 北海道の厳冬の海に浮かぶアワアワ。出会うのは難しいらしい(2016/12/12)