笛でアライグマを呼ぶネイティブ・アメリカンの秘術が効き過ぎて驚き【動画】
1人の男性が森で笛を吹くと、不思議なことにアライグマが次々と現れ、まるで曲に聴き入るようにその男性の周囲に集まる——こんな動画が、今、海外のSNSで話題になっている。
ハーメルンの笛吹き男
米国ニューヨーク州のミュージシャン、Eddy Lawrenceさんは「ハーメルンの笛吹き男」を自称する。
だが、彼が笛で呼び寄せるのは、昔話の「ハーメルンの笛吹き男」のようなネズミや子供たちではなく、アライグマだ。
Eddyさんの本職はシンガーソングライターだが、余技として、最近ネイティブ・アメリカンの縦笛を習い始めた。その成果を披露したのが話題になっている動画だ。
インディアンの歌「アライグマのダンス」
Eddyさんによれば、動画の中で吹いている曲は、ネイティブ・アメリカンに伝わる「アライグマのダンス(Raccoon Dance)」という歌のメロディだそう。
この曲は、アライグマを呼び寄せる力があるらしい。
The Pied Piper calls the raccoons.
Eddy Lawrenceさんの投稿 2018年9月20日木曜日
動画の中で、森の小道に立つEddyさんが笛を吹き始めると、森の奥からアライグマが次々と出て来て、躊躇せずに小道を横切り、Eddyさんの近くに寄って行く。
9月20日にFacebookに投稿されたこの動画は、すぐさま話題になり、1万3000回以上シェアされた。
安心感を与える音?
動画が有名になったせいで、Eddyさんはメディアの取材を受けた。その中でこう言っている。
アライグマたちは、ダンスはしませんでしたが、僕がやっていることに興味を持って見に来ました。
アライグマたちを森の中から引き寄せたのは、笛が出す優しい音のせいではないかとEddyさんは推測する。
このネイティブ・アメリカンの笛は、非常にメロウ(mellow)な音色です。それが彼ら(アライグマ)に、「安心していいよ」というサインを送るのではないでしょうか。
Eddyさんは、ネイティブ・アメリカンの縦笛を習い始めてまだ1カ月のビギナー。メロディに込められた不思議な力が発揮されるには、まだ早いと思っているようだ。(了)
出典元:Inside Edition:The Pied Piper of Raccoons: Critters Flock to Musician Playing a Tune in New York(9/27)
出典元:Liftable:Raccoons Emerge from Woods and Flock to Man When He Starts Playing Tune(9/28)