インドで冷凍保存用の棺から生きた男性を救出、警察は事件として捜査
インドで、重篤な病気にかかったある男性が、冷凍保存用の棺の中から救助される事件が起きた。
遺体保存用の棺から生きたまま発見
この事件が発覚したのは、10月13日、場所はインド東部タミル・ナードゥ州の街、Salem地区にある村とされている。
救助された男性とは、Balasubramania Kumarさん(74)。彼は重い病気にかかり病院に入院していたが、その後なぜか退院していたという。
そして遺体を冷凍保存する棺に入れられ、一晩中その中に閉じ込められ、横たわっていたそうだ。
しかし棺を回収しにきた業者が、その中にいるKumarさんが動いて、生きているのを確認。彼を救出した。
Kumarさんは棺の中で喘いでいたとされ、救出された後、病院へと運ばれたという。
74-Year-Old Man Rescued From Freezer; Family Allegedly Waited For Death https://t.co/FBNQEESqYb pic.twitter.com/CZ4t75htfJ
— NDTV (@ndtv) October 14, 2020
家族は棺の中で死ぬのを待っていた?
Kumarさんが最初に病院を退院した後、なぜか一緒に住んでいる弟(または兄)が遺体保存用の棺を注文したという。
そしてどうやら、Kumarさんは家族によって棺の中に入れられ、家族は彼がその中で死ぬのを待っていたと見られている。
実際、Kumarさんを救出した人物に理由を尋ねられた家族は、「もはや(Kumarさんの)魂は残されていない。私たちは待っている」と答えたそうだ。
ただしKumarさんが死んだと思い込み、それで家族が冷凍用の棺を用意したとも考えられている。
警察は今回の出来事を、人間の命を危険にさらした過失事件だと認定。現在も捜査が進められているという。(了)
出典元:NDTV:74-Year-Old Man Rescued From Freezer; Family Allegedly Waited For Death(10/15)