足が動かずヒトを威嚇していた猫が、元気な甘えん坊になる姿が感動的!
下半身が水に浸かって動けず、ヒトを威嚇をしていた子猫が、元気な甘えん坊に成長していく姿が、人々の心を動かしている。
ボウフラにまみれた子猫を保護
Cats of San Bernardinoは、米カリフォルニア州ロサンゼルスにて、障害を負った猫を中心に保護活動を行っている非営利団体だ。
2020年9月、もう使われていないタンクに子猫がいるとの通報を受けた彼らが現地に向かうと、ボウフラの湧いた泥水のなかにうずくまっている子猫を発見した。
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食べ物を与えると、お腹が空いているようですぐに食べ始めたという。網で何とか捕獲したものの、子猫はヒトに威嚇を続け、安心した様子はなかった。
病院で痛み止めを飲ませてもらい、家に連れて帰った後には1時間かけてボウフラが這いまわる身体をきれいに。次第に安全だと感じたのか、落ち着きを取り戻していった。
足は完全にマヒしていたが、前足で移動するこの子猫は、エジプト神話に登場する猫型の女神から「バステト」と名付けられることになった。
リハビリをスタート
バステトの下半身まひは、背骨のケガが原因だと判明。治療と共に、リハビリが開始された。人の手による足の曲げ伸ばし、そして手作りしたハーネスでの歩行練習だ。
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その成果は、目覚ましいものがあった。
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専用の車いすを使い始めたころには、「バステトはまた歩けるようになる」との確信を持つようになったという。
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そして今年の2月になると、バステトは後ろ足で立ってご飯を食べたり、ソファーから飛び降りられるほどに回復していた。
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ヒトに撫でられるのが大好きな、元気いっぱいな甘えん坊になったバステトに対し、Instagramには「なんてすばらしい子猫なんだ」「幸せな涙が流れた」「奇跡だ!」などの声が寄せられている。
バステトは現在、彼女を一生かわいがってくれる新しい家族を募集しているところだ。(了)