本物の人間の尻尾を生やした赤ちゃん、ブラジルで誕生
ブラジルで、尻尾をつけたままの赤ん坊が生まれ、珍しいケースだとして症例が紹介されている。
棒状の尻尾の先端に球状のものが付く
その症例は医学雑誌「Pediatric Surgery Case Reports」において掲載されており、そこには男の赤ん坊のお尻のあたりから長い紐のようなものが伸びている姿が映っていた。
しかも紐状の先端には、ボール状の塊がついていたという。
この長い紐状のものは、赤ちゃんが生まれるまでに12cmも成長しており、ボール状のものは直径4cmもあったとか。
その後、紐状やボール状のものは医師によって切除されたが、その医師は紐状のものには軟骨や骨の部分がなく、「本物の人間の尻尾」だったと記しているそうだ。(下の写真を閲覧する際には、ご注意いただきたい)
母親の胎内で赤ちゃんの尻尾は生える
実は全ての赤ん坊は、妊娠後4週から8週目にかけて、母親の子宮の中で胎児性の尾が生えるという。
しかし通常は時間とともに、この尻尾が再び体の中に吸収されていくそうだ。
ただ今回のケースは再吸収が起こらず、尻尾が成長し続けたとみられ、非常に珍しいケースだと考えられている。
神経系への影響がないと判断し切除
この赤ちゃんは、2021年1月より以前に、ブラジル北東部に位置する沿岸都市・フォルタレザのアルバート・セービン小児病院で尻尾を切除されたという。
赤ちゃんは35週の早産で生まれ、特に合併症はなかったとか。そして超音波検査の結果、赤ちゃんの神経系への影響に問題がないと判断されたため、外科医はこの尻尾を取り除くことを選択したそうだ。
実はこれまで、このような骨のない尻尾が生えた子供が生まれてきたのは、世界でも40例しかないと言われている。(了)
出典元:MailOnline:The boy born with a TAIL: Brazilian baby has 12cm-long appendage with ball on the end(11/5)