マクドナルドが植物由来のナゲットを導入、ドイツ市場で最初に販売
アメリカ・シカゴに本社があるマクドナルドは、鶏肉を使わないナゲットを正式に導入した。
「マックプラント・ナゲット」
その製品は「マックプラント・ナゲット」と呼ばれ、植物由来の原料でできているという。
これはカリフォルニア州にある植物性肉類メーカー「ビヨンド・ミート」と共同開発した製品で、エンドウ豆やトウモロコシ、小麦を原料とし、天ぷらの衣をつけたものになるそうだ。
マクドナルドは、ドイツにある1400以上の店舗で「マックプラント・ナゲット」を販売し、全国展開する予定だとしている。
ドイツでも昨年8月にテストを実施
マクドナルドは昨年8月、ドイツの都市、シュトゥットガルト地域にある9店舗において、「マックプラント・ナゲット」を期間限定でテストしてきた。
またすでに同社は、2021年から「マックプラント・バーガー」も販売しており、今週からドイツでも販売を開始する予定だと述べている。
ただし、今後の「マックプラント・ナゲット及びハンバーガー」の提供は、顧客の需要次第だという。
ヨーロッパで植物由来の製品が好意的
実は、ヨーロッパの顧客は一般に、アメリカよりもマクドナルドの植物由来の製品に好意的で、「マックプラント・バーガー」は現在、イギリス、アイルランド、オーストリア、オランダで常設メニューとして提供されている。
イギリスとアイルランドでは先月、「ダブル・マックプラント・バーガー」も展開したそうだ。
しかしアメリカでは昨年夏に、「マックプラント・バーガー」のテストを終了。以来、マクドナルドは、これらの製品の今後の販売計画を発表していない。
「ビヨンド・ミート」は2021年、アメリカの食料品店で植物性由来の製品を販売。以来、KFCやパンダエクスプレスなど、他のチェーンと植物由来のテンダーやナゲットを共同開発してきたという。(了)
出典元:ABC News:Fowl-free: McDonald’s debuts plant-based McNuggets(2/16)