ロシア南部の製油所がドローン攻撃で火災、ベルゴロド州にも砲撃
ロシア南部にある石油精製所がドローン攻撃を受け、火災を引き起こしたという。
クラスノダール地方の製油所で火災
ロシア南部・クラスノダール地方のVeniamin Kondratyev知事によれば、5月31日に「Afipsky製油所」をドローンが急襲し、火災が発生したが、その後鎮火したという。
この製油所は、ロシアの最も重要な石油輸出の拠点である、黒海のノボロシスク港の東50マイル(約80km)に位置しているそうだ。
またロシア国営通信社の「TASS」や「RIA」は地元当局の話として、ノボロシスクの東約40マイル(約64km)にある「Ilsky製油所」にもドローンが墜落したと報じている。
ただしこの製油所に被害はなかったと見られ、「Afipsky製油所」の火災でも死傷者は出ていない。
The aftermath of last night’s drone attack on the Afipsky Refinery, Krasnodar.
#Russia #Krasnodar pic.twitter.com/6n1bQpxXZz
— WhereisRussiaToday (@WhereisRussia) May 31, 2023
ベルゴロド州でも砲撃、1人が負傷
これとは別に、ウクライナと国境を接するロシアのベルゴロド州でも、何者かによる砲撃が行われ、被害が出たという。
ベルゴロド州知事は、州内の町、Shebekinoで砲撃により、少なくとも1人が負傷したと述べている。
#Shebekino, #Belgorod region was shelled, reports #Russian media. This was confirmed by Governor Gladkov. pic.twitter.com/NtJOybzfmJ
— NEXTA (@nexta_tv) May 31, 2023
州知事は、この攻撃がウクライナ軍によるものとの見方を示しているが、ベルゴロド州では以前、ロシアの反政府勢力である「自由ロシア軍団」などにより一時街が占拠された。
ロシア側は、ウクライナ軍が国内の標的への攻撃を強めていると非難。しかし今回の攻撃や、モスクワの町へのドローン攻撃についても、ウクライナ側は関与を認めてはいない。
一方、ロシア側もウクライナへの攻撃を繰り返しており、5月30日にはロシアの無人機による攻撃で、首都のキーウにおいて1人が死亡、4人が負傷したという。(了)
出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war live: Russian oil refinery in Krasnodar on fire; Belgorod shelled, says governor(5/31)