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「亡き父と写真を撮った日本人はいませんか?」投稿者が日本の対応に感謝

「亡き父と写真を撮った日本人はいませんか?」投稿者が日本の対応に感謝

6月6日、画像共有サービスのimgurに、カリフォルニア州であるバイカーと写真を撮った日本人を探す投稿が公開された。

 

「インターネットの奇跡を期待して…」

 

投稿者のcuddlethegiantdeathkittyさんが「インターネットの奇跡を期待して…」というタイトルで投稿した内容がこちらだ。

 

Looking for one of those internet miracles…

「これが私の父親です。数年前に夢のハーレーを手に入れてから、車ではなくバイクで旅に行くようになりました。全身バイカーファッションでキメて、カリフォルニア州ヴァレーホの郊外にあるレストエリアに立ち寄ったときのことです。日本人観光客がバスでやってきて、父を取り囲み、アメリカン・バイカーと写真を撮り始めました。いいねのジェスチャーと、笑顔に取り囲まれたとか。

父は4月に亡くなりました。彼の思い出として、心から本当にレストストップで撮影された写真を入手したいんです。この顔のバイカーに見覚えはありませんか?」

 

この投稿は4日間で15万回以上閲覧されただけではなく、日本語に翻訳されたツイートは7万回以上リツイートされた。

 

当初の情報は、「父親は日本人観光客だと信じていたこと」「ヴァレーホのレストエリアだったこと」に限られていた。ヴァレーホはナパヴァレーに近く、サンフランシスコの北にある都市で、この地域にはハンターヒルというレストエリアが存在している。

 

rest stop near Vallejo before heading back

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詳細はわからないが、cuddlethegiantdeathkittyさんにとっては、お父さんが話してくれた「お気に入りの話」だったのは間違いないようだ。

 

より詳細が明らかに

 

6月8日に家族で集まったというcuddlethegiantdeathkittyさんは、追加の情報と写真を投稿した。

 

追加されたのは、お父さんが乗っていたハーレー「2003年式ヘリテイジソフテイル」の写真と、ライダーズジャケットに身を包んだお父さんの写真だ。Twitterユーザーから「2003年式ヘリテイジソフテイル」には、取り外し式の風よけがつけられるという指摘もあった。お父さんの身長は6フィート(約182センチ)と、大柄な男性だったそうだ。

 

そして、この出来事があったのは2015年10月、お父さんがラスベガスに向かう途中であることがわかった。

 

現在ではインターネットの奇跡を、cuddlethegiantdeathkittyさんとお兄さんの2人が祈っているそうだ。

 

「日本の反応が温かいよ」

 

日本でもツイートが拡散されていることを、「会ったこともない、こんなにも多くの人が助けてくれるなんてうれしい」とコメントしている。

 

何人もの人から寄せられているのが、「確かに日本人だったの?」という質問だ。お父さんは確かに日本人だったと言っていたそうだが、cuddlethegiantdeathkittyさんは「その場にいたわけではないからわからない。会話もどこまで交わしたのかも知らないし」とのこと。

 

ただし「日本人だといい」とcuddlethegiantdeathkittyさんは考えているそうだ。その理由は「日本の反応はとても暖かくて圧倒的だった。この国と関われて私は幸せだ」と語っている。

 

また「現地の旅行会社に問い合わせてみたら?」とのアドバイスもあり、そちらも考えているとのこと。cuddlethegiantdeathkittyさんとその家族にインターネットの奇跡が起こる日を、多くの人が待ち望んでいる。(了)

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