亡き父の携帯にメッセージを毎日送り続けた娘、4年後初めて届いた返信で知る真実に感動
大切な人を亡くす悲しみは、誰もが経験したくないであろう辛いもの。
もう会えないという現実に向き合えず、立ち直るのに時間がかかる人もいるだろう。
米国で、父親を亡くした女性が4年もの間、毎日父親の携帯番号にメッセージを送り続けていたところ、ある日来るはずの無い返信が届いたという。
その返信で明らかとなった事実に、世間から驚きと感動の声があがっている。
亡き父の4回忌の前夜にメッセージを送る
米国南部アーカンソー州に住む Chastity Pattersonさん(23歳)は、4年前に最愛の父を亡くした。
しかし、彼女はその後も父親の携帯番号に毎日メッセージを送り、日々の生活の出来事を報告していたそうだ。
そして今月24日(木)、Chastityさんは1通の長いメッセージを送った。翌25日は父の4回忌となる日だった。
「ハイ、パパ。私よ。明日はまた辛い1日になるわ!」
「パパを亡くして4年だけど、パパを思わなかった日は1日も無いわ。」
女性に届いた初めての返信
Chastityさんはこの4年を振り返り、思いを綴った。
癌を克服したこと、大学を卒業したこと、失恋したこと(もしパパがいたら彼を殺していたでしょうね、と付け加え)…。
返事が決して届くことはない、そう分かっていながらもChastityさんは、自身の思いを込めて父親へメッセージを送った。
すると驚くことに1件の返信が届いたのである!
返信に書かれていた真実とは
「親愛なる貴方へ、僕は君の父親じゃないんだけど、これまでの4年間全てのメッセージを受け取ってきたんだよ。」
「毎朝、毎晩、君からのメッセージを楽しみにしていたよ。」
差出人はBradさんという男性だった。彼は2014年の夏に娘を交通事故で失ったのだという。同じような時期に、彼らはそれぞれ大切な人を亡くすという辛い経験をしていたのだ。
そしてBradさんは偶然、Chastityさんの父親の電話番号(携帯)を取得。以来、彼女からのメール(ショートメール)を受け取り続けてきたという。
「君からのメッセージは僕に生きる術を与えてくれた。」
「いつも神からのメッセージだと思っていたんだ。」
Bradさんは、これまでChastityさんを傷つけないようにとの思いから返信しなかったことを詫び、他の誰よりも彼女の成長を見守ってきたと告げた。
「君は人並み外れた素晴らしい女性だよ。僕の娘も君のような女性になってほしかったね。」
「毎日近況を知らせてくれてありがとう。娘は亡くなったけど、神は私に貴方を与えてくださった。」
「本当に君を誇りに思うよ!」
ネット上で「感動する」と話題に
Chastityさんが自身のFacebookにこのメッセージのやり取りを投稿したところ、瞬く間に話題となり、数日で4万件以上のリアクションが付き、シェアは30万件を超えた。
I text my dad everyday to let him know how my day goes, for the past Four years! Today was my sign that everything is okay and I can let him rest! ❤️ Jason Ligons
「なんて感動する話なんだ。」
「泣き過ぎて頭が痛いわ、シェアしてくれてありがとう。」
「君は既にイタリアでも有名人だよ。」
後日Chastityさんは改めてコメントし、予想外の大きな反響に驚くとともに、温かいメッセージやシェアしてくれた人たちへ感謝の気持ちを記している。
またBradさんも、彼女からのメッセージをこれからも楽しみにしていると述べている。神が引き合わせた2人の交流が今後も続くことを願う。(了)
出典元:Daily Mail:Woman, 23, who texted her dead father’s phone every day for four years finally gets a text back and discovers she had been sending messages to a bereaved man who lost his daughter in a car crash (10/27)
出典元:UNILAD:Woman Texts Dad’s Mobile For Fourth Anniversary Of Death, Gets Heartbreaking Reply (10/2