Twitter/Conservancy of SWFL

アメリカのフロリダ州で、大きなニシキヘビが捕獲され、注目を集めている。

約5.5mのビルマニシキヘビ

このヘビを捕獲したのは、生物学者のチームとされている。彼らはオスのヘビに移植した無線送信機を使って、ニシキヘビの動き、繁殖行動、生息地の利用などを調査していたという。

オスのヘビは周囲で最も大きなメスに引き寄せられるのだが、その結果体重215ポンド（約98kg）、体長約18フィート（約5.5m）のメスのビルマニシキヘビに遭遇、捕獲した。

このニシキヘビはこれまでフロリダ州で見つかったものの中で最も大きく、また発見時には卵を122個も保持していたそうだ。

今まで最大のヘビは重さ84キロ

フロリダ州では、ビルマニシキヘビが急速に繁殖し、周辺の野生動物を枯渇させていることから、2013年から保護区でニシキヘビ駆除プログラムが行われてきたという。

そのプログラムで駆除された最大のメスは体重が84キログラムもあり、フロリダで当時捕獲されたニシキヘビの中で最も重かったそうだ。

今回捕獲されたヘビも、その後フロリダ州当局に引き渡されたとか。

Watch the largest Burmese python ever caught in Florida press conference from today here: https://t.co/enUwvAUvTv pic.twitter.com/sZTpsuyaVO

— Conservancy of SWFL (@ConservancySWFL) June 22, 2022

大人のオジロジカの蹄が見つかる

このメスのヘビを解剖した結果、消化器官から蹄の芯が見つかり、オジロジカの成獣が最後の食事だったことが分かったという。

これまでもビルマニシキヘビの中から多くのオジロジカが見つかっており、他にも24種の哺乳類、47種の鳥類、2種の爬虫類が発見されているそうだ。

フロリダ州のニシキヘビ駆除プログラムは、8月に2週間にわたって実施され、最も多くのニシキヘビを捕獲した参加者には2500ドル（約33万円）の賞金が授与されるという。

そして人々は賞金をかけて競い合い、昨年は25の州から600人以上が参加したと言われている。（了）

出典元：CBS：Florida team hauls in 18-foot, 215-pound Burmese python(6/22)