タイで巨大な草食恐竜の化石を発見、東南アジアでは最大級

タイで以前、巨大な草食恐竜の化石が発見され、その分析結果が発表された。
2016年に地元住民が化石を発見
その恐竜の化石は2016年、タイ北東部、Chaiyaphum県の住民によって発見されたという。
その後、Chaiyaphum県の鉱物資源局により、池のほとりの岩層から10個の骨が発掘され、その中には推定で約1.8mにも及ぶ、前脚の骨も含まれていたそうだ。
そして化石の分析が進められ、研究結果が5月14日、科学誌「Nature」において発表された。
約1億年から1億2千万年前に生息
この恐竜は首の長い草食恐竜で、学名は「Nagatitan chaiyaphumensis」。この名前は、東南アジアの民間伝承に登場する蛇のような姿をした「ナーガ」と、ギリシャ神話に登場する巨人の1人「タイタン」に由来しているという
「Nagatitan chaiyaphumensis」は新種の恐竜とされ、約1億年から1億2千万年前の白亜紀に生息していたと考えられている。
推定体重は、約27トン。アフリカゾウの2倍以上の大きさと考えられ、東南アジアでこれまで記録された、どの恐竜よりも巨大だとされている。

2023年に助成金を得て研究を進める
今回の研究論文の筆頭筆者は、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン地球科学科に所属するタイ人の博士課程の学生、Thitiwoot (Perth) Sethapanicsakul氏だ。
彼によれば、発掘チームは2020年に資金が尽きるまで、証拠を探し続けたという。
そして2023年にナショナルジオグラフィック協会から助成金を受けた後、Sethapanicsakul氏は研究者チームに加わり、共に研究を完了させたそうだ。
Sethapanicsakul氏によれば、今回の発見は単なる新種の恐竜の発表にとどまらず、1986年に古生物学の世界に足を踏み入れたばかりのタイにおいて、古生物学への関心を再び高める機会になったという。その上で彼は、次のように述べている。
「タイで恐竜の研究が始まったのは、まだ40年ほど前のことです。それに比べて、世界では200年以上も前から、恐竜の存在が知られていました。私たちは、特に地方の人々に古生物学の価値を理解してもらおうと努力しています」
Sethapanicsakul氏は、タイのより新しい地層から、これ以上恐竜の化石は見つからないと考えており、この恐竜が、この地域で発見される最後の巨大恐竜とみなしているという。(了)
出典元:ABC News:Researchers discover a new gigantic dinosaur species in Thailand(5/14)

























