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マレーシアで「妖精のランタン」と呼ばれる稀少な花を発見、新種と判明:オックスフォード大

マレーシアで「妖精のランタン」と呼ばれる稀少な花を発見、新種と判明:オックスフォード大
YouTube/University of Oxford

イギリスのオックスフォード大学の研究者などが、マレーシアの森で、珍しい新種の花を発見した。

 

人里離れた深い森で成長

 

オックスフォード大学植物園の研究者・Chris Thorogood博士と、マレーシア森林調査研究所のSiti-Munirah氏、そして地元の探検家であるDome Nikong氏は、チームを組み、マレーシアの奥地を探索したという。

 

その結果、Thismia科に属する「フェアリーランタン(妖精のランタン)」と呼ばれる花の新種を発見した。

 

この花には葉がなく、花を咲かせる植物の中でも最も奇抜な姿をしており、人里離れた熱帯雨林の暗い森の中で成長するため、滅多に目撃することがないとされている。

 

葉緑素も持っていない

 

この種の花は世界でも90種が確認されており、アジアやオーストラリア、南アメリカ、アメリカなどに分布しているという。

 

これらの花は全て葉がなく、葉緑素も持っておらず、他の緑の植物と共通の根瘤菌から栄養をとっているそうだ。

 

また謎めいたこの花は短い期間しか咲かず、しばしば落ち葉の下などにあることから、遭遇する人は少なく、目撃するだけでも幸運なことだとされている。

 

しかも今回の花は全く新しい種とされ、研究者によって「Thismia sitimeriamiae」と名付けられた。

 

最初に発見したのは2019年

 

実はこの花を最初に発見したのはDome Nikong氏で、彼は2019年にトレンガヌ州のHulu Nerus森林保護区にある山、Gunung Sarutの人気のある観光コースに沿って、この花が生育しているのを発見したという。

 

2020年2月、Dome Nikong氏は、研究者のSiti-Munirah氏を含む植物学者のチームと合流したが、発見していた「フェアリーランタン」が、1つの標本を除いて、イノシシによって破壊されていたそうだ。

 

その後、Chris Thorogood博士とSiti-Munirah氏は、2回の旅行で集めたわずかな資料から、「フェアリーランタン」の花の形、色、表面の特徴など、花の構造を調べたという。

 

この結果、新種であることが判明したが、同時にこの植物がオレンジ色のランタンのようなユニークな花を持ち、柱がいわゆる「ミットレ」と呼ばれる傘のような構造を支えていることも明らかになった。

 

この花にはどのように受粉するのかといった謎が残されており、「確かなことは、この植物が非常に稀少であること」だと大学のリリースでも述べられている。(了)

 

 

出典元:Oxford University:Botanists name astonishing new species of ‘fairy lantern’ from Malaysian rainforests(6/29)

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