米テレビの気象予報士、自宅が竜巻に襲われてもニュースを伝え続ける
自分の家に竜巻が迫っているにも関わらず、テレビで警戒を呼びかけ続けた気象予報士が、賞賛されている。
自宅には妻が残されていた
その人物とは、ABC33/40ニュースの主任気象予報士であるJames Spannさんだ。
3月25日、アラバマ州で巨大な竜巻が発生し、Shelby郡北部を直撃することが予想されていた。このためSpannさんはニュース番組に出演し、人々に気象情報を伝え続けていたという。
その時、実はSpannさんの自宅にもこの竜巻が迫っており、そこには妻のKarenさんが残されていたそうだ。
しかしSpannさんは、そのまま番組に出演し続け、気象ニュースを続けた。
James Spann says any GoFundMe that claims to be helping him is a scam. He and his family are okay and their house does not need rebuilding. #alwx https://t.co/K4iPYMfcTJ
— ABC 33/40 News (@abc3340) March 26, 2021
So thankful for @spann today. We live in Eagle Point in Birmingham and James called the whole thing for us so we knew what to do. Our house had minimal damage but 150 feet behind us this house was destroyed. The warnings saved lives today. Thanks James and first responders pic.twitter.com/ABKy5ffgVO
— Robert Wiley (@robert_wiley) March 26, 2021
スタッフが妻に連絡し、被害を確認
妻のKarenさんは当時、自宅のシェルターへ避難していたが、家の周りは竜巻の被害から逃れることができなかったという。
実際に、ニュースルームのスタッフが、竜巻が通り過ぎるのを待ち、Karenさんに連絡したところ、彼女は家の周りが酷いダメージを受けたと報告してきたそうだ。(ただし家は損なわれていなかったようだ)
その後、スタッフは何が起きたのかをSpannさんに伝えたという。
Had a scare today. As I often say, tornadoes happen to real people, at a real place, at a real time. pic.twitter.com/uoGxcKAJZE
— James Spann (@spann) March 26, 2021
一旦スタジオを離れ妻に連絡
Spannさんは妻が無事であるとスタッフから聞かされると、一旦代わりの気象予報士に交代した。そして静かにスタジオを離れ、妻のKarenさんに電話をしたという。
その後、Spannさんは再びスタジオに戻り、番組に復帰。視聴者に対して、しばらく席を外していたことを詫び、妻と連絡を取り合っていたことを報告した。
そして自宅の周りが大きなダメージを受けたが、妻は無事であると視聴者に伝え、再び人々を守るために竜巻に関する情報を伝え続けたそうだ。
これを見たあるツイッターユーザーは「彼はアメリカで最も私利私欲のない人物だ」と称賛し、投稿している。(了)
Everyone James @spann is ok. Also nothing new but he is also one of the most selfless people in America with inspiring words tonight. #alwx #tornado pic.twitter.com/1bCENkKd8a
— BGWX (@Brady30951303) March 26, 2021
出典元:abc33/40:Alabama’s chief meteorologist anchors storm coverage as a tornado bears down on his home(3/26)