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米テレビの気象予報士、自宅が竜巻に襲われてもニュースを伝え続ける

米テレビの気象予報士、自宅が竜巻に襲われてもニュースを伝え続ける
Twitter/BGWX

自分の家に竜巻が迫っているにも関わらず、テレビで警戒を呼びかけ続けた気象予報士が、賞賛されている。

 

自宅には妻が残されていた

 

その人物とは、ABC33/40ニュースの主任気象予報士であるJames Spannさんだ。

 

3月25日、アラバマ州で巨大な竜巻が発生し、Shelby郡北部を直撃することが予想されていた。このためSpannさんはニュース番組に出演し、人々に気象情報を伝え続けていたという。

 

その時、実はSpannさんの自宅にもこの竜巻が迫っており、そこには妻のKarenさんが残されていたそうだ。

 

しかしSpannさんは、そのまま番組に出演し続け、気象ニュースを続けた。

 

スタッフが妻に連絡し、被害を確認

 

妻のKarenさんは当時、自宅のシェルターへ避難していたが、家の周りは竜巻の被害から逃れることができなかったという。

 

実際に、ニュースルームのスタッフが、竜巻が通り過ぎるのを待ち、Karenさんに連絡したところ、彼女は家の周りが酷いダメージを受けたと報告してきたそうだ。(ただし家は損なわれていなかったようだ)

 

その後、スタッフは何が起きたのかをSpannさんに伝えたという。

 

一旦スタジオを離れ妻に連絡

 

Spannさんは妻が無事であるとスタッフから聞かされると、一旦代わりの気象予報士に交代した。そして静かにスタジオを離れ、妻のKarenさんに電話をしたという。

 

その後、Spannさんは再びスタジオに戻り、番組に復帰。視聴者に対して、しばらく席を外していたことを詫び、妻と連絡を取り合っていたことを報告した。

 

そして自宅の周りが大きなダメージを受けたが、妻は無事であると視聴者に伝え、再び人々を守るために竜巻に関する情報を伝え続けたそうだ。

 

これを見たあるツイッターユーザーは「彼はアメリカで最も私利私欲のない人物だ」と称賛し、投稿している。(了)

 

 

出典元:abc33/40:Alabama’s chief meteorologist anchors storm coverage as a tornado bears down on his home(3/26)

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