自閉症の子供がメルトダウン寸前、なだめた男性のエピソードが話題に
パニックに陥りそうな自閉症の子供を、通りがかりの男性がなだめ、そのエピソードが注目を集めている。
パニックを起こしかける
その投稿を行ったのは、イギリスで暮らす女性、Natalie Fernandoさん(44)。
彼女には自閉症の息子、Rudy君がおり、2人は先日、エセックスの街、サウスエンド=オン=シーにある海沿いの道を散歩していたという。
しかしコースを変更し、戻らなければならなくなり、Rudy君はパニックを起こしかけ、地面に横たわったまま動かなくなってしまったそうだ。
男性が一緒に地面に横たわる
Fernandoさんによれば、Rudy君は歩くのが好きだが、振り返って戻ることが嫌いなため、いつも円を描くように回るという。しかしそれができないと、パニックを起こし、メルトダウンする場合があるとか。
そして時にはそれが、最大で1時間以上も続き、Rudy君も自分自身を忘れて、非常に攻撃的になるそうだ。
今回もパニックを起こしかけたが、その時、通りがかりの男性、Ianさんが現れ、Fernandoさんに向かって「大丈夫ですか」と尋ねてきた。その後、Rudy君に向かって「名前はなんていうの?」と話しかけてきたそうだ。
しかもIanさんは、Rudy君と一緒に地面に横たわったという。
その後、2人は会話を交わし、Rudy君は落ち着きを取り戻し、Fernandoさんも一緒に車に戻ることができたそうだ。
エピソードをフェイスブックに投稿
Fernandoさんはその後、このエピソードをフェイスブックに投稿。そこで、男性が取った行動によって救われたと感謝し、「彼の優しさは忘れません」と述べている。
この投稿は、その後拡散され、多くの人々によってシェアされたという。
またFernandoさんは投稿の最後で次のように述べている。
「私たちは皆、自分の道を歩み、できる限り最善を尽くして旅を進めています。時には、そんな1日を完全に変えるのに、全く見知らぬ人から、親切な瞬間を受け取る時があります。サウスエンドシーフロントのイアンに感謝します、あなたは本当に親切な人です…」(了)
出典元:Indy100:Mum thanks stranger for lying on floor to stop her autistic son having a ‘meltdown’(4/16)