米で2人の学生が、雪崩に埋まったワンコを救出【動画】
アメリカの山で雪崩が起き、雪に埋まったワンコを救出する動画が撮影され、ネット上で公開されている。
離れた場所で雪崩が発生、現場へ向かう
そのワンコを救ったのは、コロラド鉱山学校の学生である、Bobby Whiteさんと、Josh Trujilloさんだ。
彼らは12月26日に、コロラド州の人気エリア「Berthoud Pass」でバックカントリースキー(管理エリア以外で行うスキーまたはスノーボード)をしていたという。
すると少なくとも1000フィート(約300m)離れた場所で、雪崩が発生し、雪煙が噴出するのを目撃。現場へ向かうと、犬が雪崩に巻き込まれたと聞き、急いで雪を掘り返し、犬を救出した。その様子がこちら。
犬が飼い主の元を離れて、雪崩を引き起こす
救出されたワンコとは、2歳になるチェサピーク・ベイ・レトリバーの「アポロ」だ。
飼い主のScott Shepherdさんによれば、彼のグループと「アポロ」は誤ってコースを外れ、雪崩の影響を受けやすい急な地形のすぐ上で止まっていたという。
その時、「アポロ」は飼い主の元から離れ、雪崩を引き起こし、その後崖や木の間を通って流され、雪の中に消えてしまったそうだ。
Shepherdさんは、「アポロ」が運ばれた尾根の端まで滑り下り、探したが、どこにいるのか分からなかったという。その時、Trujilloさんと会ったそうだ。
プーロブポールを使って捜索
やがてTrujilloさんとWhiteさんは、まず雪崩ビーコンを頼りに付近で人が雪に埋まっていないかを確認したという。
その結果、人が埋まっている痕跡はなかったため、やがて犬の捜索を開始。「アポロ」が埋まっていると思われる長さ300ヤード(約274m)、幅50ヤード(約45m)のエリアを、プーロブポールを雪に突き刺して探していった。
その結果、「アポロ」が埋まっていると思われる場所を探し当て、息を切らしながら急いで雪を掘り返し、救出したという。(了)
出典元:ABC News:Helmet video captures Colorado college students rescuing dog buried in avalanche(1/4)