米国マクドナルド、ビッグマック発売50周年を記念し“コイン”を発行
米国のマクドナルドが、ビッグマック発売50周年を記念する“コイン”の配布を開始し、話題となっている。
合計620万枚ものコインが配布
マクドナルドで配布が開始されたコインは、その名も「マックコイン」。
コインの配布は今月2日より、米国のマクドナルド1万4000店舗で行われている。
配布枚数の総数は、620万枚以上にも及ぶこととなるという。
キャンペーンは、発行されたコインが全て配布されるまで行われるとのことだ。
マックコインの入手方法と使い方は?
マックコインの入手方法はごく簡単だ。キャンペーン期間中にビッグマックを購入するだけで、入手することができる。
さらにマックコインは一枚でビッグマック1つと交換可能。一つ分の値段だけで、2つのビッグマックが手に入ってしまうことになる。
尚、マックコインとビッグマックの交換可能期間は、2018年いっぱいとのことだ。
ちなみにマクドナルドは、“マックコインに現金としての価値はない”と宣言しており、コインをビッグマック以外の商品の割引等などに利用することはできないようだ。
マックコインのデザインは?
ただ現金としての価値はない一方、マックコインにはコレクションアイテムとしての価値もありそうだ。
今回発行されたマックコインは、いずれも表側には大きな50という数字と“1 BIG MAC”の文字が入る。
一方、裏側のデザインは5種類存在する。いずれも中央にビッグマックが描かれているが、その下には年代が入り、ビッグマック周辺のデザインが異なっている。
順番に見ていくと、1968-1978年のものは周囲を花に彩られており、1978-1988年のものはポップアートを示唆するもの、1988-1998年のものは抽象的なデザイン、さらに1998-2008年のものは新世紀の最先端の技術を示すもの、そして2008-2018年のものはコミュニケーションツールの進化を示したものとなっている。
描かれたビッグマックと個性的なデザインのコラボレーションは、見るだけでも目を楽しませてくれそうだ。
なぜ50周年記念がコインなのか?
一方で少々気になるのが、なぜビッグマックの50周年記念にコインを発行するというアイデアに至ったのか、ということではないだろうか。
これにはかつてビッグマックが購買力を示すための指標として、大きな役割を果たしていたことが上げられる。
1986年、英国では経済紙として名高い「The Economist」が、“ビッグマック・インデックス”という名の経済指標を考案。
この“ビッグマック・インデックス”は、異なる国の異なる通貨でビッグマックを購入する際の購買力を比較するための指標として用いられたという。
さらにマクドナルドのCEOスティーブ・イースターブルック氏は、マックコインの配布が開始された今月2日が、ビッグマックの生みの親であるジム・デリガッティ氏の100歳の誕生日にあたる、と説明。
独自のコインを発行する、というアイデアはこのような背景の下に誕生したようだ。
日本でもマックコインは手に入る?
ちなみに米国以外でも、マックコインは全世界50カ国で配布されるという。
またコインに描かれる言語も英語や中国語をはじめとする7カ国語にわたるとのことだ。
残念ながらその中に日本は含まれていないが、配布国はこちらのマクドナルドホームページより確認できる。
期間中にキャンペーン参加国を訪れる際には、ぜひビッグマックを購入して、こちらのマックコインを手に入れてみてはいかがだろうか。
出典:USA Today:McDonald’s unveils MacCoin to celebrate Big Mac’s 50th anniversary (7/30)
出典:Thrillist:McDonald’s Is Giving Away Free Big Macs for the Burger’s 50th Birthday(8/1)
出典:Quartz:For the Big Mac’s 50th anniversary, McDonald’s is celebrating the economic concept of purchasing power parity(8/1)
出典:McDonalds.com:McDonald’s Unveils Collectible, Limited Edition MacCoin to Celebrate 50 Years of the Big Mac(7/29)