米航空機のエンジン爆発、窓から吸い込まれそうになった女性が死亡【動画】
アメリカで航空機のエンジンがフライト中に突然爆発し、1人が死亡するという痛ましい事故が起きた。
爆発後、窓が割れ女性が吸い込まれそうに
事故を起こした航空機は、サウスウエスト航空のボーイング737-700型機、1380便とされている。
当該機は12日、ニューヨークのラガーディア空港を飛び立ち、テキサス州のダラスへ向かって飛行を続けていたという。
しかし高度3万2500フィート(約9900m)付近に差し掛かった時、突然左側のエンジンが爆発。部品の一部が突き刺さり、その衝撃で窓が割れ、付近にいた女性客が吸い込まれそうになる。
同乗者が女性を機内へ引き戻す
目撃者によれば女性の体の一部は窓から吸い込まれ、外へ投げ出されそうな状態だったという。
そのため気圧が急速に低下する中、そばにいた人物が急いで女性を引っ張り、キャビン内に引き戻したそうだ。
その後、飛行機はフィラデルフィア国際空港へ緊急着陸。女性は急いで病院へ運ばれたが、その後死亡したとされている。下は爆発後の、機内の様子を写した動画。
Marty Martinezさんの投稿 2018年4月17日火曜日
Marty Martinezさんの投稿 2018年4月17日火曜日
座席付近は血で覆われていた
同じ機内にいた乗客のMarty Martinezさんは、エンジンが爆発した後、女性の座席付近は血で覆われていたという。
また換気装置から煙のような匂いが流れてきて、機内に立ち込めていたとか。さらに数人の乗務員も、事故の大きさに恐怖を抑えきれず、乗客の何人かも開いた窓からのぞくエンジンを見つめ、泣いていたそうだ。
Had several engines fail on me in flight, but never one torch up and separate blades. Excellent design and structural work by #Boeing kept that bird intact and the passengers alive. #SouthwestAirlines pilots did a pretty good job as well. pic.twitter.com/JWYspp7kIo
— Chris Harmer (@Navyharmer) April 17, 2018
国家運輸安全委員会(NTSB)のスポークスマンは声明で、この事故により1人の犠牲者が出ており、7人がケガをしたと報告。さらにエンジンが爆発する前に機内に火災はなかったとし、現在調査を進めているとしている。
機内にいた乗客がどんなに恐ろしかったか想像するに難くないが、このような事故が起きないよう、安全に万全を期してもらいたい。(了)
出典元:METRO:One dead after plane engine exploded and ‘sucked woman through window’(4/17)
出典元:ABC7:Woman was nearly sucked out of Southwest plane after engine failure, witnesses say(4/17)