ゼレンスキー大統領暗殺計画、ポーランド人が関与したとして逮捕
ウクライナのゼレンスキー大統領に対する暗殺計画を助けたとして先日、ポーランド人の男が逮捕された。
空港の情報をロシアへ渡そうとしていた
その男の名前は「Pawel K」としか明らかにされていない。しかしこの男は、ロシアの諜報機関によるゼレンスキー大統領の暗殺計画を幇助した容疑で、4月17日にポーランド国内で逮捕されたという。
「Pawel K」容疑者は、ウクライナ国境に近いポーランド南東部にある「Rzeszów-Jasionka空港」についての詳しい情報を。ロシアの諜報員に渡す準備をしていたそうだ。
この空港はアメリカ軍の管理下に置かれ、ウクライナへの軍事物資や人道支援物資搬入の玄関口となっており、ウクライナを出入りする国の指導者や支援関係者らの利用が多く、ゼレンスキー大統領も頻繁に訪れているという。
同容疑者は、有罪判決を受けた場合、最長で懲役8年に処される可能性があるとされている。
ポーランドでは、ロシアによるウクライナ侵攻以来、ロシアとの二重国籍を有する数人が、スパイ容疑で逮捕されているそうだ。
ドイツでも2人の男を逮捕
またドイツでも先日、ドイツ系ロシア人の男2人が、スパイ容疑で逮捕された。
逮捕されたのは「ディーター・S」容疑者と「アレクサンダー・J」容疑者で、2人のうち1人は、ウクライナへの支援を妨害する目的で、アメリカ軍施設などの標的への攻撃に同意した容疑が持たれているという。
2人は4月17日に、バイエルン州の町、バイロイトで逮捕されたそうだ。(了)
出典元:The Guardian:Polish man arrested over alleged Russian plot to assassinate Zelenskiy(4/18)