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ロシア軍のドローンがデンマークの空港に侵入か?この影響で数時間閉鎖

ロシア軍のドローンがデンマークの空港に侵入か?この影響で数時間閉鎖
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先日、デンマークの空港にドローンが侵入し、数時間閉鎖される事態となった。

 

複数の大型ドローンを目撃

 

デンマークの警察によると9月22日の夜(現地時間)、コペンハーゲン空港付近で、2機または3機の大型ドローンが目撃されたという。

 

これらのドローンは複数の方向から飛来し、数時間にわたってライトを点滅させてから姿を消したが、これにより空港は数時間閉鎖されたそうだ。

 

しかもその飛行の仕方は、操縦者が特別な能力を誇示するかのように見えたとされ、まだ容疑者は特定されていない。

 

 

またノルウェーの主要航空拠点であるオスロ空港でも、2機のドローンが目撃され、その後3時間閉鎖を余儀なくされたという。

 

この2件の事件により、数万人の乗客が北欧地域で足止めされ、航空機は迂回を余儀なくされた。

 

デンマークとノルウェーの当局は、2件の目撃事件の関連性について調査を進めている。

 

「ロシアの可能性も排除できない」

 

デンマークのフレデリクセン首相は、「デンマークの重要インフラに対する、これまでで最も深刻な攻撃」を受けたと主張。これらの攻撃の背後に誰がいるのかを調査中だが、「ロシアの可能性も排除できない」とし、次のように述べた。

 

「誰が背後にいるのかという点については、いかなる可能性も排除していません。そして、これは最近確認されている他のドローン攻撃、領空侵犯、そしてヨーロッパの空港へのハッカー攻撃といった状況と合致していることは明らかです。ヨーロッパで起こっている、他の全ての出来事との関連で捉える必要があります」

 

またノルウェーのストーレ外相も声明で、「ロシアは今春と夏に3回、ノルウェー領空を侵犯した。意図的なものか、航行上の誤りによるものかは判断できません。原因が何であれ、これは容認できるものではありません」と述べたという。

 

一方、ロシア側は関与を否定。ロシア政府のドミトリー・ペスコフ報道官は、フレデリクセン首相が「根拠のない非難」をしていると批判している。(了)

 

出典元:The Guardian:Danish PM: airport drone incursion a ‘serious attack’ on critical infrastructure(9/23)

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