ブラジルで新生児が母親の手で生き埋めに…動物に身体を食い荒らされる
ブラジルで生まれたばかりの新生児が母親の手で生き埋めにされ、動物により身体を食べられるという、信じがたい事件が起きた。
生まれてすぐ生き埋めにされた新生児
事件が発生したのは、ブラジル東部に位置するセアラー州の町カモシン。
逮捕された24歳の母親は、自宅の裏庭で娘を出産した後、彼女を生き埋めにしたとみられている。
しかし生き埋めにされた新生児はそれでも鳴き声を上げ続け、それを聞いた近隣住民らがその姿を探し始めることに。
さらに母親の兄弟が血痕を発見し、それを辿ったところ、自宅の裏庭で生き埋めにされた新生児の姿と、それに群がる豚や犬が発見されたという。
心臓や肺、内臓までも動物に食べられる
発見された新生児の姿は、見るも無残なものであったという。
既に息絶えた状態で発見された新生児の身体には、動物によって付けられたとみられる複数の傷があったとのこと。
また直接的な死因は生き埋めにされたことによる窒息死であったことが判明した一方、その身体が動物によって食い荒らされたことも明らかとなっている。
亡くなった新生児の検死を行った機関のスポークスマンであるAntonio Veras Nogueira氏によると、彼女の身体には心臓や肺、内臓が最早残されていなかったという。
中絶を望むも失敗し犯行に及ぶ
一方でNogueira氏によると、逮捕された母親は亡くなった新生児を出産する以前から妊娠したことを周囲に隠そうとしており、また中絶することを試みていたとのこと。
そのため母親は、「ボルド」と呼ばれる、妊娠時に摂取すると堕胎する確率が高まるとされる植物を用いた茶をも摂取していたという。
母親には2人の子供がおり、そのうち1人はすでに養子に出している。ただ3人目の子供が生まれてしまうと家族間で問題になる可能性があり、それを恐れて今回の犯行に及んでしまったとのことだ。
また生き埋めに関しては、母親は新生児が既に亡くなったと思い、そのため庭に埋めたと主張している。
尚、ブラジルにおいては母体の命が危険な状態にある場合か、妊娠が強姦によるものでない場合を除いては、中絶を行うことは違法とされているという。
生まれた直後に生き埋めにされ、さらに動物に食い荒らされた新生児の苦痛を思うとなんとも居たたまれない今回の事件。一方、中絶が違法である中で今回の犯行に及んでしまった母親の苦労も感じられるだけに、なんともやるせない。(了)
出典:Daily Mail:Animals dig up and EAT newborn baby after the tiny girl was buried alive by her mother in Brazil(3/25)
出典:インカの台所:ボルド