スリランカ連続爆破事件、犯人の1人が教会へ入っていく映像を公開
スリランカで起きた連続爆破事件で、犯人の1人と思われる男が教会へ入っていく映像が、公開されている。
自爆する前に撮影された映像か
その動画はもともとインド・メディア「TV9」が公開したもので、21日の朝、ちょうど犯人が事件の起きた St Sebastian教会へ入って行く場面が映っているという。
防犯カメラが捉えた映像には、長い列を作って待っている人々のところへ、リュックを背負った男が現れ、建物の中へ進んでいく様子が映っていた。
「TV9」はこの後、男が教会内で起爆装置を点火させ、自爆したと説明している。
また下の動画は、St Anthony教会で爆発が起きた瞬間の映像。(煙が上がるのは1分18秒頃)
Bombing at St. Anthony's Shrine in Colombo (Captured in a Dashcam)
#EasterSunday Bombings in #Colombo #Sri Lanka. The first blast was reported at St Anthony's Shrine, a well-known #Catholicchurch in the capital. Video captured through a dashcam. Date: April 21, 2019 / Time: 8:45 AM (Local) / Location: St. Anthony's Shrine [Viewer Discretion Advised ]
IndraStraさんの投稿 2019年4月22日月曜日
警察が自動車爆弾を爆破させる
スリランカ警察はその後、首都コロンボにあるバスターミナルで89個の起爆装置を発見しており、街では他にも自動車に仕掛けられた爆弾も見つかっている。
実際、ターゲットにされたSt Anthony教会の前ではそのような自動車が発見され、その後警察の処理班がコントロール下で爆発させた瞬間の、凄まじい映像も撮影された。
ショッキングな映像のため、閲覧にはご注意いただきたい。
Footage of the defused bomb by the bomb disposal unit . #lka #srilanka #video pic.twitter.com/PGMoj1TSoy
— marlon silva (@marlonjoee) April 22, 2019
死者は290人、500人以上がケガ
この事件では犯人が3つの教会や、3軒の高級ホテルなどで自爆しており、現在までの死者は290人、500人以上がケガを負ったという。
犯行声明は出ていないが、犯人はよく知られていないイスラム過激派グループ「ナショナル・タウヒード・ジャマア(National Thowheed Jamaath)」のメンバーとみられ、この集団は海外のテロ組織ともつながりがあると考えられているそうだ。
事件があった日はキリスト教のイースター(復活祭)で、教会には多くの信者が訪れていた。
またスリランカ当局は、この事件の10日前からテロに関する情報を得ていたことを認めている。
一方、この事件で生き残った人々も証言をしており、それによれば犯人の1人が穏やかに教会へ入ってきて、自爆する前にそばにいた子供の頭に触れていたという。(了)
出典元:MailOnline:The moment ‘Sri Lankan suicide bomber walks into church with his device in a huge backpack’ moments before detonating it in Islamist attacks that killed 290 people(4/23)
出典元:Mirror:Moment ‘Sri Lankan bomber’ walks into church with backpack just before deadly attacks(4/22)