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ガラパゴス諸島で艀が沈没、燃料漏れによる環境への影響が懸念される

ガラパゴス諸島で艀が沈没、燃料漏れによる環境への影響が懸念される
Twitter/Ministerio del Ambiente de Ecuador

ガラパゴス諸島にある1つの島で、船が事故を起こし、燃料が漏れたことで環境への影響が懸念されている。

 

クレーンが衝突し、艀が沈没

 

その事故が起きたのは12月22日、San Cristobal島にあるLa Predial桟橋とされている。

 

当時、そこではクレーンが600ガロンのディーゼル燃料を積んだ艀(はしけ:荷物を運ぶ平底の船)に、コンテナを載せる作業を行っていたという。

 

しかし突然、クレーンが倒れ込んできて、艀と衝突。衝撃で艀はその後、海へと沈んでいったそうだ。

 

艀のクルーは避難して無事だったようだが、積まれていたディーゼル燃料が海中に漏れ出すことを防ぐことはできなかった。

 

Ship carrying 600 gallons of diesel fuel sinks off Galapagos Islands

Oil spill fears: Ship carrying 600 gallons of diesel fuel sinks off Galapagos Islands. https://abcn.ws/371bb2m

ABC Newsさんの投稿 2019年12月23日月曜日

どのくらいの燃料が漏れたのかは不明

 

翌23日には、ガラパゴス自然公園の職員と、エクアドル海軍の兵士が現場に到着。汚染が広がらないようバリアを設置し、燃料を吸収する布などを置いたという。

 

エクアドルのレニン・モレノ大統領は事故が起きた時に、州に非常事態を宣言。しかし翌日の朝には、状況はコントロール下に置かれていると語った。

 

しかしながら、どのくらいの燃料が漏れたのかは明らかにされていない。環境省も現在、汚染によるリスクを精査していると述べている。

 

 

今回のSan Cristobal島は数十あるガラパゴス諸島のうちの1つで、数多くの島のうち少なくとも14の島が自然公園に指定されているそうだ。

 

そして自然公園の97%は立ち入り禁止になっており、そこには400種の魚や多様な陸上の生物が暮らしていると言われている。

 

しかしSan Cristobal島では2001年にも、座礁したタンカーが環礁に衝突し、15万ガロンの燃料が流出、周囲の環境に大きな影響を及ぼしたという。(了)

 

 

出典元:ABC News:Oil spill fears: Ship carrying 600 gallons of diesel fuel sinks off Galapagos Islands(12/24)

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