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アラブ首長国連邦の高層ビルで大規模火災、近年多発する理由とは?

アラブ首長国連邦の高層ビルで大規模火災、近年多発する理由とは?
Twitter/Ravi Mishra

アラブ首長国連邦で5日、高層ビルにおいて大規模な火災が発生し、その恐ろしい様子が撮影された。

 

高さ190mの高層ビルで火災

 

火事が起きたのはドバイに隣接する、シャルージャ首長国にあるAbbcoタワー。シャルージャは、アラブ首長国連邦を構成する7つの首長国のうちの1つとされている。

 

この建物は48階建てで、高さは190m。シャルージャにある最も高いビルだという。

 

5日の午後9時頃(現地時間)、この建物から出火。炎はみるみるうちに燃え広がり、SNSにも建物の一部が焼け落ちていく恐ろしい様子が映っていた。

 

翌日には鎮火、7人が軽傷

 

消防士らはハシゴ車を使い消火活動を行い、火災は翌日の朝には鎮火。しかし現時点では、まだ火事の原因は分かっていない。

 

またこの火災で死者は出ていない模様で、少なくとも7人が軽傷を負ったと見られている。

 

ただ新型コロナが蔓延しているため、多くの人がマスク以外は持たずに、そのまま建物から避難してきたとされている。下の動画は鎮火の後の様子。

 

 

ドバイを含むアラブ首長国連邦には多くの高層ビルがあるが、最近このようなビルの火災が増えているそうだ。

 

専門家によれば、その原因は建物の壁板に使われる外装用パネルの素材にあるという。

 

それらの素材はアルミニウムの複合材料からなっており、いくつかのタイプのパネルは耐火性があるが、火災に見舞われたビルで使われた素材の多くは、厳格な安全基準を満たすよう設計されていなかったそうだ。(了)

 

 

出典元:ABC News:High-rise tower catches fire in United Arab Emirates(5/6)

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