ピューリッツァー賞を受賞したジャーナリストが死亡、タリバンによる銃撃か?
アフガニスタンで、過去にピューリッツァー賞を受賞した経験のある、フォト・ジャーナリストが殺害された。
アフガンの政府軍と行動を共にしていた
そのフォト・ジャーナリストとは、インド人のDanish Siddiquiさん(41)だ。
彼は通信社「Reuters」のインド支局でチーフ・フォトグラファーとして働き、当時アフガニスタンの政府軍と行動を共にし、取材をしていたという。
そしてカンダハールにあるパキスタンとの国境付近を移動中、重要な国境管理施設でタリバンの待ち伏せに会い、殺害されたそうだ。
アフガニスタンのFarid Mamundzay駐インド大使は、「友人が殺されたとのニュースに、心を痛めている」と語った。しかし現時点で、タリバンはSiddiquiさん殺害には関与していないと主張している。
THREAD.
Afghan Special Forces, the elite fighters are on various frontlines across the country. I tagged along with these young men for some missions. Here is what happened in Kandahar today while they were on a rescue mission after spending the whole night on a combat mission. pic.twitter.com/HMTbOOtDqN— Danish Siddiqui (@dansiddiqui) July 13, 2021
The Humvee in which I was travelling with other special forces was also targeted by at least 3 RPG rounds and other weapons. I was lucky to be safe and capture the visual of one of the rockets hitting the armour plate overhead. pic.twitter.com/wipJmmtupp
— Danish Siddiqui (@dansiddiqui) July 13, 2021
Rocket propelled grenades (RPG) and other heavy weapon were used by the Taliban against the convoy resulting in the destruction of 3 Humvees. Gunners atop the Humvees swivelled wildly, aiming fire at suspected Taliban fighters who were hard to see. pic.twitter.com/tLppGPrcfL
— Danish Siddiqui (@dansiddiqui) July 13, 2021
「ロヒンギャ」の人々を捉えた写真が受賞
Siddiquiさんは、インドのムンバイを拠点に「Reuters」において、10年以上も働き続けてきたという。
そして2018年には、ミャンマーの少数民族「ロヒンギャ」の人びとが、政府軍による暴力に直面する様子を撮影。同僚5人と共に、ピューリッツァー賞の特集写真部門で受賞した。
また最近では、新型コロナウイルスの爆発的な感染が広がるインドで、集団葬の様子を撮影し、注目を集めたという。
アフガニスタンでは、アメリカ軍などの撤退が進み、イスラム武装勢力の「タリバン」が国内の領土を急速に奪還しており、潜在的な内戦への懸念を引き起こしている。(了)
「Reuters」は、Siddiquiさんがこれまで撮影した数多くの写真をサイトで掲載している。
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出典元:BBC:Danish Siddiqui: Indian photojournalist killed in Afghanistan(7/16)