パラグアイでピラニアに襲われ4人が死亡、約20人が負傷
南米のパラグアイの川などで、今年に入り、すでに4人がピラニアに襲われて死亡、20人ほどが負傷し、地元の人々が心配しているという。
パラグアイ川で数人が死亡
Foxニュースによれば、1月2日には首都アスンシオンの南、Itá Enramadaにあるパラグアイ川付近で、22歳の男性が一時行方不明になったという。
男性はピラニアに襲われて水中に運ばれたとみられ、警察の捜索により、1時間弱で発見されたが、体には獰猛な魚に咬まれた激しい傷跡がついていたそうだ。
またPuerto Rosarioの町にあるパラグアイ川でも、泳いでいた49歳の男性がピラニアに襲われて溺れ、死亡したとされている。
さらに1月4日には、前日にパラグアイ川で行方不明になっていた男性の遺体が引き上げられたという。その男性の遺体は川で浮かんでいるところを発見され、その後の検視において、死因が水没による窒息死と断定された。やはり顔や足には咬まれた傷跡があったそうだ。
他のエリアでも死亡やケガの報告
他にも、南部の街、Villa Floridaのテビクアリ川支流で、2人の若者がピラニアに襲われて死亡したと報道されている。
Itapuaや他のビーチでも、遊泳者などがピラニアに噛まれたという報告が数十件寄せられているという。
ピラニアは雑食性の魚で、干ばつ時や10月から3月までの繁殖期に攻撃性を発揮するが、それ以外は通常、人間を攻撃することはない。
攻撃するのは通常オスとされるが、たいてい人が襲われても致命的な結果には至らないとも言われている。(了)
出典元:Fox News:Piranha attacks in Paraguay leave 4 dead, more than 20 injured this year(1/6)