ネットに投稿され始めたトンガの現地写真、被害の状況とは?
まだ被害の全貌が明らかになっていないトンガ。しかしネットには、少しずつ現地からの写真が投稿され始めている。
被害に遭った街、復旧に努める人々
1月15日、トンガ沖では海底火山が爆発。周囲の島々が津波に襲われたが、被害の状況は分かっていなかった。
しかし一部の地域で電力が回復しはじめたため、ネットにも少しずつ現地の様子を写した写真が投稿されるようになった。
そこには大きな被害を受けた建物や街、そして復旧に努めようとしている人々の姿が映っていた。
下の写真は、オーストラリア在住のJoanna Michael Stanleyさんが、トンガで暮らす叔母のKofeola Marian Kupuさんから受け取った写真とされている。
輸送機を着陸させるため空港の灰を除去
他の写真でも、地元の人々がすでに外に出て、灰や土をかき出し、道路を整備している様子や、炎天下で灰や瓦礫の山を片付けている様子が映っている。
またこのような作業は、本島のトンガタプにある主要空港の滑走路でも行われ、当局は滑走路の灰を除去するために、作業が可能な人に協力するよう呼びかけているそうだ。
ニュージーランドの国防軍の輸送機「C-130ハーキュリーズ」は救援物資をトンガへ送る準備をしているが、トンガにあるフアアモツ国際空港の滑走路での作業が終わるまで着陸できないと言われている。
ただし物資を積んだニュージーランド海軍の2隻の艦船はすでに18日に出発しており、21日にはトンガの海域に到着するという。
「全員が無事に避難できたのは奇跡」
一方、トンガタプ本島の西端にある「ハアタフ・ビーチ・リゾート」も、フェイスブックに写真を公開。オーナーが次のようにコメントしている。
「ハアタフ・ビーチ・リゾートはもはや見る影もなく、全員が無事に避難できたのは奇跡としか言いようがありません。私たちのページに寄せられた素敵なメッセージやサポートに感謝(恐縮)し続けています」
まだまだ全体の被害状況は分かっていないが、多くの人々の命が助かっていることを願う。(了)
出典元:nzherald:Tonga volcano eruption and tsunami: Photos show layers of ash covering streets in Tonga(1/20)