ベルギーで飛行機が墜落、パラシュートを使い機体を降下させる
ベルギーで、軽飛行機がパラシュートを使って降下し、パイロットが奇跡的に助かる事故があった。
パイロットは奇跡的に軽傷で済む
この事故が起きたのは7月16日、場所はベルギー北西部の町、ブルージュの近くだとされている。
当時、軽飛行機がトラブルを起こし、着陸を試みていたという。そして機体の後ろからパラシュートを出し、地上へ近づいていたそうだ。
やがて軽飛行機は、機首から道路脇に墜落。パイロットは奇跡的に助かり、軽傷を負っただけですんだという。その様子がこちら。
In Sint-Andries, bij Brugge, is vanmiddag een vlieguigje neergestort. Dankzij de parachute aan het vliegtuig(!) kon de piloot nadien gewoon naar buiten klimmen. pic.twitter.com/U9hdEmSAXQ
— Vincent Wever 🇪🇺 (@vincent313) July 15, 2022
トラブルの内容は不明
このパイロットの名前は明らかにされていないが、経験豊富な人物らしく、その後病院で手当てを受けたという。
現在、航空当局が墜落の原因について調査を開始しているが、まだ機体にどんなトラブルが起きたのかは報告されていない。
ただこの事故では、パイロットがパラシュートを起動するBRS(Ballistic Recovery System)を展開したことで、命が救われたと考えられている。
「ハードクラッシュ」を回避する装置
墜落したのは「Dyn’Aéro MCR01」と呼ばれる、2人乗りのカーボンファイバーの軽飛行機。
またBRSは飛行中の緊急事態にパイロットと機体全体を救出し、「ハードクラッシュ」を回避するために設計されたものだ。
パイロットはレバーを引き、パラシュートを機体後方から放出させ、機体をある程度軟着陸させることができるという。
ただし重量の関係で、BRSは小型機のみに搭載されているそうだ。(了)
出典元:MailOnline:Belgian pilot miraculously survives plane crash as his aircraft parachutes nose-first down to earth after mid-air emergency(7/18)