エルサルバドルのサッカースタジアムで、観客がゲートに殺到し12人が死亡
中央アメリカにある国、エルサルバドルのサッカースタジアムで、将棋倒しが起き、数多くの人が死亡した。
チケットを持っていても入場できず
その事故が起きたのは5月20日、場所は首都・サンサルバドル南部の町、クスカトランにあるモニュメンタルスタジアムとされている。
その日の夜、サッカーチーム「アリアンサ」対「ファス」の準決勝が行われていたが、チケットを持っているにもかかわらず入場できないことに腹を立てたファンが、小さなゲートに殺到。
ゲートが倒れ、多くの人が折り重なり、12人が死亡、数十人が負傷する大惨事になったという。
#Nacionales | Momento exacto en el que los aficionados derribaron el portón de la zona de Sol General del Estadio Cuscatlán. pic.twitter.com/bSoKson7e3
— Porttada (@porttada) May 21, 2023
約100人が病院へ搬送される
この事故により、試合は開始から約16分後に中断。スタンドにいたファンが必死に手を振ってフィールドにいる人の注意を引き、負傷者をフィールドに運び出したそうだ。
スタジアムでは約500人が手当てを受け、約100人が病院に搬送されたという。病院に搬送された負傷者のうち、少なくとも2人が重体であると報告されている。
試合は19時30分に始まる予定だったが、19時にゲートが閉められ、多くのファンがチケットを手にしたままスタジアムの外に取り残されたそうだ。
地元テレビは、主に「アリアンサ」のファンが巻き込まれたと報じており、ナイブ・ブケレ大統領のオフィスは「「エルサルバドルは喪に服している」との声明を発表した。(了)
出典元:ABC News:Angry fans crash through gate at El Salvador soccer match in stampede that kills 12, injures dozens(5/22)