無数のハチが車椅子の男性を襲撃、250回以上も刺され病院へ搬送
アメリカで男性と犬が、数多くのハチに刺される被害が発生した。
車椅子に乗り、近所を回っていた
その出来事が起きたのは5月20日、場所はアリゾナ州の町、フローレンスとされている。
当時、60歳の男性、ジョン・フィッシャーさんはエクササイズ用の車椅子に乗って、愛犬の「ピピン」と一緒に家の近所を回っていたという。
そしてコースの終盤、自宅から1分ほど離れたところで、フィッシャーさんはブーンという音を耳にし、ハチを叩いたのだが、その直後数多くのハチに刺され始めたそうだ。
路上でうずくまり、ハチの攻撃に耐える
フィッシャーさんによれば、その時少なくとも1000匹のハチが彼の体についており、数千匹が付近を飛び回っていたという。
監視カメラに映っていた映像には、フィッシャーさんが車椅子から落ち、路上でうずくまりながら、ハチの攻撃に耐えている様子が映っていた。
その後、警察官が現場に到着したが、ハチが彼らの方にも向かってきたので、一旦パトカーへ避難。やがて消防隊員が現れ、フィッシャーさんとハチに泡のような液体をかけて、救助したそうだ。
フィッシャーさんはその後、病院へ搬送され、やがて退院。愛犬の「ピピン」も50カ所以上ハチに刺されたが、現在は回復しているという。
専門家は、ハチの群れに襲われた時は、できるだけ早くハチから離れ、屋内に入るようアドバイスしているが、フィッシャーさんにはそれができなかった。
ただし倒れて顔などを覆っていたことが、結果的に命を救ったのかもしれない。フィッシャーさんも「逃げ切れたのはラッキーだったと思う」と述べている。
アメリカでは先日も、警察官が数多くのハチに襲われて倒れる様子が撮影された。(了)
出典元:ABC15:Man stung more than 250 times by bees in Florence, dog stung more than 50 times(5/23)