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パキスタンの渓谷でロープウェーが宙づり、危機一髪の状況で全員を救出

パキスタンの渓谷でロープウェーが宙づり、危機一髪の状況で全員を救出
X_Pakistan Armed Forces News

パキスタンの渓谷で、ロープウェーが宙づりになってしまい、懸命の救出活動が行われた。

 

大人2人と子供6人が危機一髪

 

その事故が起きたのは8月22日、場所は首都・イスラマバードから約120マイル(約193km)北に位置する、カイバル・パクトゥンクワ州の町、バタグラムの渓谷とされている。

 

そこに架かっていたロープウェーは、子供たちの通学用に使われていたが、その日突然高さ数百メートルの地点で、宙づりになったという。

 

乗っていたのは大人2人と子供6人。6人の子どもたちの年齢は10歳から15歳だったそうだ。

 

しかもゴンドラはケーブルにぶら下がったままで、すぐにも落下する危険があったため、即座に救出活動が行われ、現場に軍のヘリコプターが急行した。

 

しかし強風などの悪天候が重なったため、救助は難航。結局、16時間もかけて救出活動が行われ、軍の特殊部隊が高さ180m付近(高さ270mとの報道も)から、8人全員を救出し、安全な場所へと移したという。

 

首相「素晴らしいチームワークだ」

 

故障したロープウェーは、パキスタンの僻地で生徒を学校に送るために毎日使われていたという。

 

パキスタンのAnwaar ul Haq Kakar首相は、今回の救出劇について「軍、救助部門、地方行政、そして地元の人々による素晴らしいチームワークだ」とツイートし、皆の働きを称賛した。

 

その一方、同首相は声明で「カイバル・パクトゥンクワ州のバタグラムでの、チェアリフト(ロープウェイ)の事故は本当に憂慮すべきものです。(略)このような民間のチェアリフトの安全検査を実施し、安全に運転・使用できるようにするよう当局に指示しました」と述べている。(了)

 

出典元:ABC News:Pakistan cable car updates: All 8 passengers rescued from 600 feet in the air(8/23)

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