乗客の移動が原因か?旅客機が大きく傾き、機首が持ち上がる【アメリカ】
アメリカで、旅客機の機首が持ち上がり、尾翼が下がるという珍しい出来事が起きた。
機体のバランスが崩れる
その旅客機とは、航空会社「ジェットブルー」のエアバス「A321-231」、662便だ。
この飛行機は22日、カリブ海の島「バルバドス」を離陸し、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港に着陸したという。
しかしその後、機体のバランスが崩れ、機首が持ち上がる事態に陥った。その様子がこちら。
Imagine being in the Airplane and this happens 😳… #JetBlue pic.twitter.com/6y82oxQ7yY
— Joce (@JrSmooth22) October 23, 2023
JetBlue plane tips backward at JFK Airport gate after ‘shift in weight and balance’ https://t.co/Us7PjU80iB pic.twitter.com/zMg7I4WRV4
— New York Post (@nypost) October 23, 2023
前輪が3.7mも浮いてしまう
乗客は飛行機の前方から降りたのだが、その後バランスが崩れ、前輪が地面から12フィート(約3.7m)も浮いたという。
that time Lizzo took JetBlue pic.twitter.com/7kDJJEMYIA
— jamie hanna (FLUFFY)puny cabbage slapper”Tartyboy” (@jamiehanna2) October 23, 2023
この原因については、乗客の移動が考えられているが、詳細な説明はなされていない。またこの事故で、負傷者も報告されていない。ジェットブルーの広報担当者、デレク・ドンブロウスキー氏は次のように説明している。
「ゲートに到着後、降機中に重量とバランスが変化したため、機体の尾翼が後方に傾き、機首が持ち上がり、最終的には元に戻りました。(略)この事故を検証中であり、航空機は点検のため運航を停止しています」
このように飛行機が傾いたのは、今回が初めてではない。2021年9月にも、南カリフォルニア大学のフットボールチームのメンバーを乗せた、ユナイテッド航空の飛行機の機首が持ち上がったという。(了)
出典元:METRO:Passenger jet tips upwards after half passengers get off causing ‘shift in weight and balance’(10/23)