有刺鉄線に引っかかったミミズクが発見され、無事保護される
アメリカで有刺鉄線に引っかかっている痛々しい姿のミミズクが発見され、その後保護された。
有刺鉄線に引っかかり動けない
そのミミズクが見つかったのは、コロラド州の街、Deer Townの東部だという。
12月10日に、コロラド公園野生動物局の職員が現場に向かったところ、有刺鉄線に引っかかったまま動けずにいるミミズクを発見した。
職員のTravis Harrisさんは、慎重にミミズクを抱き上げ、有刺鉄線から羽を外していく。
右の羽が深く刺さってなかなか取れなかったが、なんとか外すことに成功し、ミミズクは箱の中に入れられた。
(1/4) Wildlife officer Travis Harris works to free this great horned owl that was caught in a barbed wire fence east of the town of Deer Trail this morning. The poor owl probably flew into the fence chasing after a rabbit or skunk. pic.twitter.com/rPZg9vzb5V
— CPW NE Region (@CPW_NE) December 10, 2019
(2/4) The flesh of its wing was badly caught in the barbed wire, so we cut the fence to get it out. It then is placed in a box for transport to the @BirdsofPreyCO. pic.twitter.com/EFmNDHmhxw
— CPW NE Region (@CPW_NE) December 10, 2019
獲物を追っている時にぶつかった?
コロラド公園野生動物局は、この時の動画を公開。その中で「ミミズクの羽が鉄線の棘にひどく引っかかっていたため、有刺鉄線を切断した」と述べている。
また職員の話では、「ミミズクは当時、おそらくウサギかスカンクを追っていた時に、有刺鉄線にぶつかったのだろう」とのこと。
その後、ミミズクはBroomfieldの街にある、鳥類の保護団体「Birds of Prey Foundation」へ送られたという。そこで薬による治療を受け、水分も与えられたそうだ。
このミミズクは、「アメリカワシミミズク」という種類で、大きい角(羽角)が特徴とされている。
ミミズクもフクロウも、同じフクロウ目フクロウ科であるが、頭に羽角と呼ばれる耳のようなものがあるのがミミズクで、それ以外はフクロウと呼ばれるという。(区別がつきにくいものもある)
野生のミミズクが、このような状態で見つかるとは、ちょっと珍しい映像といえるだろう。(了)
出典元:Channel9:Wildlife officer rescues great horned owl trapped in barbed wire fence(12/12)