珍しいオウムガイが浅瀬で立ち往生、海洋生物学者が深場へ連れていく
オーストラリアで珍しいオウムガイが浅瀬で立ち往生しているのを、海洋生物学者の女性が発見した。
浅瀬に閉じ込められていた
その海洋学者の女性とは、Sheree Marrisさんだ。
彼女は先日、海に潜る前、マスクをつけようとした時に、足首までの浅瀬で「深紅の物体」を見たという。
Marrisさんはすぐに、それがメスの「ペーパーオウムガイ」だと分かったそうだ。しかしそのオウムガイは、浅瀬に閉じ込められて、じたばたしていたとか。
そこでMarrisさんは、オウムガイを深場に連れていき、逃がしたという。
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外洋に生息するタコの一種
「ペーパーオウムガイ」は、「アルゴノート」とも呼ばれ、外洋に生息するタコの一種だとされている。
ナショナル・ジオグラフィックによると、メスは羊皮紙のような殻を作って、抱えている卵を運んだり、泳ぐ場所をコントロールしたりするという。
Marrisさんは「私はすぐに彼女が困っていて、ストレスを感じていることが分かりました。私が近づくと、彼女は墨を吐きました。それは防衛機能ですね」と語っている。
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Marrisさんは5月26日から7月2日の間、自身のInstagramアカウントにおいて、一連の救助の様子をビデオで投稿している。(了)
出典元:Storyful:Melbourne Marine Biologist Rescues Rare Paper Nautilus From Shallow Waters(7/8)