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カリフォルニア州の「デス・バレー」に巨大な湖が誕生、極めて珍しい現象

カリフォルニア州の「デス・バレー」に巨大な湖が誕生、極めて珍しい現象
Instagram/deathvalleynps

世界で最も乾燥した場所の1つとされている、アメリカの「デス・バレー」に湖が誕生した。

 

ハリケーンが雨をもたらす

 

「デス・バレー」はカリフォルニア州東部(一部はネバダ州)にあり、モハーベ砂漠の北に位置する乾燥した盆地とされている。

 

しかし今年8月、この地を「ハリケーン・ヒラリー」が襲い、「デス・バレー国立公園」に降雨をもたらしたという。

 

そして嵐から1カ月後、公園内の最も低い地点となるバッドウォーター・ベイスンの塩原に、湖が出現したそうだ。

 

その後、公園関係者はボートに乗り込み、湖の深さが約1フィート(0.3メートル)になっていることを確認。現在は水位がやや下がっているが、それでも湖は残っているという。

 

「間違いなく稀で特別な出来事」

 

実は、「デス・バレー」では2019年にも、長さ16kmに及ぶ水域が形成されたという。

 

しかし「デス・バレー国立公園」の広報担当者アビー・ワインズ氏はCNNに対し、「これは間違いなく稀で特別な出来事だ」とし、「(ハリケーン・ヒラリーのような)この種の降水現象は10年に1回程度しか起こらない」と述べている。

 

国立公園局によると、「ハリケーン・ヒラリー」が「デス・バレー」に到達した時、5.6cmの雨が観測され、2022年に観測された4.3cmの記録を破ったという。

 

ワインズ氏は、湖が11月まで続く可能性があるとし、次のように述べている。

 

「(ヒラリーからの)雨は多かったし、たとえ砂漠であっても、その水がすべて蒸発するまでにはしばらく時間がかかるでしょう」(了)

 

出典元:Livescience:Rare lake forms in Death Valley(10/26)

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