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アイルランド、スペイン、ノルウェーがパレスチナを国家として承認へ

アイルランド、スペイン、ノルウェーがパレスチナを国家として承認へ
X_The New York Times

ヨーロッパの3カ国が、パレスチナを独立国家として承認すると宣言した。

 

二国家解決を支援するため承認

 

アイルランド、スペイン、ノルウェーの首脳は5月22日、二国家解決を支援し、中東の平和を促進するため、5月28日にパレスチナを正式な国家として承認すると発表した。

 

ノルウェーのJonas Gahr Støre首相は22日、二国家解決がイスラエルにとって最大の利益であるとした上で、次のように述べた。

 

「(ガザ地区で)数万人が死傷しているさなか、私たちは、イスラエル人とパレスチナ人に同様に政治的解決策を提供する唯一の選択肢、つまり2つの国家が平和に安全に、隣り合って暮らす(二国家解決)を、生かし続けなければならない。パレスチナ国家の承認は、この長期にわたる残忍な紛争で立場を失いつつある穏健派を支援する手段だ」

 

スペインのペドロ・サンチェス首相も22日に議会で、5月28日にパレスチナを国家として承認すると演説。イスラエルのネタニヤフ首相が、ガザ地区における「苦痛と破壊」政策で二国家解決を「危険」にさらしていると非難し、次のように述べた。

 

「私たちは、多くの理由から、パレスチナを国家として承認するつもりだ。要約すれば3つの言葉になる。平和、正義、一貫性だ。私たちは二国家解決が敬われ、相互の安全が保障されるよう、確実なものにしなければならない」

 

 

アイルランドのサイモン・ハリス首相も記者会見で、「パレスチナには国家としての正当な権利がある」と主張し、次のように述べた。

 

「これはイスラエル、パレスチナ、その国民にとって平和と安全への信頼できる唯一の道、二国家解決を明確に支持する声明だ。今後、数週間のうちにさらに多くの国が、この重要な一歩を踏み出すために、我々に加わってくれると確信している」

 

各国の反応は?

 

イスラエル占領下の、ヨルダン川西岸地区で限定的な自治を行っているパレスチナ自治政府は、この3カ国の発表を歓迎。

 

またサウジアラビアやヨルダン、トルコ政府も、ヨーロッパの3首脳の決定を歓迎した。

 

一方、フランス政府は、今は適切な時期ではないとしたものの、パレスチナの国家承認は「タブー」ではないとの見方を示した。

 

アメリカ政府は、パレスチナを国家として承認するかどうかは各国が独自に決定できると認めたものの、バイデン大統領は当事者による直接交渉が、最良のアプローチだと考えていると強調したという。

 

イスラエルは反発

 

イスラエル側は、パレスチナを国家として承認しようとする3カ国の動きに対し、外交的な反撃を開始し、ネタニヤフ首相は次のように批判した。

 

「それはテロ国家になるだろう。10月7日の虐殺を何度も実行しようとするだろうが、我々はそれには同意しない」

 

イスラエルのカッツ外相は、この3カ国に駐在するイスラエルの大使らに即時帰国を命じ、さらなる「深刻な結果」が生じる可能性があると警告したという。(了)

 

出典元:The Guardian:Ireland, Spain and Norway to recognise Palestinian state(5/22)

出典元:Al Jazeera:Norway, Ireland, Spain to recognise Palestinian state(5/22)

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