ドイツの外相、米とイランが近いうちに直接会談すると示唆

ドイツの外相は、アメリカとイランが近いうちにパキスタンで、直接会談するとの見方を示した。
直接会談に向けた準備
ドイツのJohann Wadephul外相は3月27日、ラジオのインタビューで、アメリカとイランとの会談について、次のように述べた。
「私の情報によると、間接的な接触があり、直接会談に向けた準備が進められている。会談はパキスタンで間もなく行われるようだ」
またドイツのメルツ首相は3月27日、フォーラムにおいて、米・イスラエルによるイランとの戦争は「体制転換」には繋がらないとの見方を示し、次のように述べた。
「体制転換が本当に目的なのか?もしそれが目標なら、達成できないだろう。過去の紛争では、ほとんどが失敗に終わっている」
米国務長官「数週間で戦争終結」
一方、アメリカのマルコ・ルビオ国務長官は、G7外相会談後、イラン側が戦争終結計画には回答していないものの、外交への関心を示す「メッセージ」を送ってきたと述べた。
またアメリカが、イランでの作戦を「数カ月以内ではなく、数週間以内」に終わらせるとの見方を示した。
イスラエル軍が重水炉を攻撃
イスラエル軍は、トランプ大統領が発電施設への攻撃を10日間延長すると述べていたにもかかわらず、3月27日にイランの発電施設を攻撃した。
イスラエル軍は27日、イラン中部の都市、Arakにある重水炉と、Yazdにあるウラン抽出施設を攻撃したと明らかにした。
イラン原子力庁は、この施設への攻撃で「放射性物質の放出はなかった」とし、死傷者も出ていないと発表した。
しかしイランのアラグチ外相は、この攻撃を非難。エネルギーインフラへの攻撃を10日間延期すると約束したことに反するものであり、「重い代償」を払うことになると述べた。
Smoke was seen rising from Iran’s Arak heavy-water plant following Israeli air strikes on infrastructure linked to the production of civilian nuclear energy and uranium enrichment.
Explosions were also reported in Isfahan, which is home to Iranian nuclear facilities. pic.twitter.com/9LwE34rPgx
— Al Jazeera Breaking News (@AJENews) March 27, 2026
ミサイルを3分の1しか破壊できず
アメリカの情報機関は、イランの膨大なミサイル兵器庫の約3分の1しか破壊できていないと述べた。
トランプ大統領は、イランには「ロケット弾が数発しか残っていない」と主張していたが、アメリカの情報機関によれば、イランは依然として相当数のミサイルを保有しており、戦闘が終結すれば、埋設されたり、損傷したりしたミサイルの一部を回収できる可能性があるという。
またアメリカのウォール・ストリート(金融業界)などでは、人々が再びトランプ大統領を「TACO」と呼んでいるという。
「TACO」とは 「Trump Always Chickens Out」の略語で、「トランプはいつも尻込みする」という意味とされる。
3月23日、トランプ氏がイランの電力インフラへの攻撃をちらつかせたことで、原油価格が急騰し、株価先物が暴落、債券利回りが上昇した。
この市場の反応を受け、トランプ氏は慌てて発言を撤回。その後、イランとの協議が順調に進んでいるため、爆撃を延期すると発表した。
トランプ氏は自ら仕掛けたにもかかわらず、この戦争から抜け出したがっており、出口を必死に探している。(了)
出典元:The Guardian:Middle East crisis live: Rubio claims Iran operation expected to conclude in ‘weeks not months’(3/27)

























